「俺ではない炎上」阿部寛と芦田愛菜が初共演 藤原大祐、なにわ男子・長尾謙杜、夏川結衣も出演決定【予告編&ポスター完成】
2025年6月30日 13:00

阿部寛が主演する「俺ではない炎上」に、芦田愛菜、藤原大祐、長尾謙杜(「なにわ男子」)、夏川結衣が出演することがわかった。あわせて本予告(https://youtu.be/P4zsyX648_c)と本ビジュアルが披露された。
「六人の嘘つきな大学生」などで知られる作家・浅倉秋成氏による原作は、SNSで根拠の乏しい情報が“真実”となり、大きな事件へと発展する現代の冤罪の恐怖を描いた意欲作。「AWAKE」の山田篤宏監督がメガホンをとり、「ラーゲリより愛を込めて」「ディア・ファミリー」の林民夫が脚本を手掛けた。

大手ハウスメーカーに務める山縣泰介(阿部)は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる。身に覚えのない事態に無実を訴えるも、瞬く間にネットは燃え上がり、“炎上”状態に。匿名の群衆がこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回されることになる。

阿部とは初共演となる芦田が演じるのは、主人公・山縣(阿部)を追う謎の大学生・サクラ。芦田は「もしかしたら明日自分の身に起こるかもしれない、他人事とは思えない、そんな話なのではないかと思いました」とコメントを寄せた。

藤原は、サクラと同じ大学に通い、インフルエンサーとして活動する住吉初羽馬役で出演。「現代の風刺とも取れるこのような作品に携われることになり、嬉しさと同時に責任感を大きく感じています」と意気込みを語った。

長尾は山縣が勤めるハウスメーカーの取引先企業の若手社員・青江役を務め、「この作品には、『現代で問題視されていること』が、たくさん詰まっています」と社会性のある作品であることに言及。

山縣の妻・芙由子役の夏川は、「SNSというものの便利さと、それ以上の危うさを改めて感じさせられました」と語っている。そのほか三宅弘城、橋本淳、板倉俊之、浜野謙太、美保純、田島令子らが脇を固め、物語に奥行きを与える。
映像では、スピード感あふれる展開と共に、物語の全容と主人公・山縣泰介の人物像が明らかに。ある日突然、SNS上で個人情報を晒され、殺人犯に仕立てあげられた山縣は、身に覚えのないことに混乱。しかし、ネットにはまとめサイトが立ち上がり、「たいすけ」というアカウント名で投稿された記事が、山縣のものとして一気に拡散。否定を続ける山縣をよそに、ネット民の言動は徐々に過激になり、日本中が敵になっていく。
誰かが自分を陥れようとしているに違いない、でも一体誰が? 自分を恨んでいる人に心当たりのない山縣は、逃げ回る道中で、会社の同僚・塩見(浜野)を尋ねるが、「本気で聞いてるんですか?」と塩見は目を丸くする。精神共に追い詰められ、うなだれる山縣に続けて、「あんたが諸悪の根源だからだろうが!」と誰かに怒り叫ぶサクラ(芦田)、「どうして僕がこんな目に」と嘆く初羽馬(藤原)、車の中の人物を見つめる青江(長尾)、「主人がやったんでしょうか」と泰介への疑念を払しょくできない妻の芙由子(夏川)の姿が映し出されていく。
「唯一助かる方法があるとすれば、選ぶべき道は一つだけ。逃げる。逃げ続ける。それだけです。私はあなたに逃げ切ってほしい」と書かれた手紙は、誰が泰介に宛てたのか。真相が気になる映像となっている。
「俺ではない炎上」は9月26日公開。キャスト陣のコメントは以下の通り。
私自身、オンライン世界とオフライン世界、双方の人間関係のあり方について改めて考えさせられました。
映画を見終わった後に、家族や友人など自分の大切な人たちと直接会って話したい、と思っていただける作品になっていたら嬉しいです。
今作は、たった1件のリポストで、1人の男性の人生が一変してしまうストーリー。
現代の風刺とも取れるこのような作品に携われることになり、嬉しさと同時に責任感を大きく感じています。
初めて台本を手にした時、とても他人事のようには思えず、SNSが発達した現代において誰しもが経験し得る「現実的なフィクション」であると思いました。
それぞれの正義が多角的にぶつかり合い、炎のように燃え上がっていく姿がたくさんの方に届くと嬉しいです。
どうぞお楽しみに!
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