オリバー・ストーンが暴くエネルギー戦争の裏側 ドキュメンタリー「未来への警鐘」特報&場面写真【コメント、上映劇場一覧あり】
2025年6月28日 12:00

オリバー・ストーン監督が原子力エネルギーを見直すドキュメンタリー「未来への警鐘 原発を問う」の特報と、ストーン監督が原発を視察する模様などを切り取った場面写真10点が公開された。併せてピーター・バラカンからコメントが寄せられた。
本作は、自身のベトナム戦争体験をもとに描いた「プラトーン」(1986)と「7月4日に生まれて」(1989)でアカデミー賞の監督賞を2度受賞したストーン監督が、「いかに気候変動を解決するか」について書かれたアメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書「明るい未来」を基にしたもの。2022年のべネチア国際映画祭でCICT-UNESCOエンリコ・フルキョーニ賞を受賞した。
2017年、トランプ大統領はアメリカをパリ気候協定から脱退させ、気候変動をでっち上げだとしたが、多くの人々は、再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーを選んだ。再エネへの世界の投資はおよそ3兆ドルに達し、太陽光は8割、風力は5割コストが下がった。だが、多大な努力と期待にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶと示した。ストーンは、自ら原子力発電所などに出向いて取材を敢行する。

広島・長崎への原爆投下、チェルノブイリ原発事故、福島第一原子力発電所事故など、人類はこれまで被ばくによる被害を目の当たりにしてきた。だが、石油・ガス業界が率先して行ってきた原子力エネルギーに対する大規模なネガティブキャンペーンによって、核に対する恐怖心を煽られた一面もあると、ストーンは指摘する。
地球が気候変動とエネルギー貧困の課題に直面する今、果たして「原発」は未来への鍵となるのか。いま人類が選ぶべきエネルギーとは何かを問いかける衝撃のドキュメンタリーだ。なお、本作はソフト化ならびに配信は予定していないという。「未来への警鐘 原発を問う」は、8月1日から池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

ピーター・バラカンから寄せられたコメントは以下の通り。
青森県:青森松竹アムゼ(近日公開)
東京都:池袋シネマ・ロサ(8月1日~)
東京都:アップリンク吉祥寺(8月1日~)
神奈川県:シネマジャック&ベティ(8月1日~)
栃木県:小山シネマロブレ(8月1日~)
栃木県:宇都宮ヒカリ座(近日公開)
新潟県:シネ・ウインド(近日公開)
石川県:ユナイテッドシネマ金沢(8月1日~)
富山県:ほとり座(近日公開)
愛知県:ミッドランドスクエアシネマ(8月1日~)
奈良県:ユナイテッドシネマ橿原(8月1日~)
大阪府:テアトル梅田(8月1日~)
京都府:アップリンク京都(8月1日~)
兵庫県:シネ・リーブル神戸(8月1日~)
兵庫県:洲本オリオン( 8月29日~)
岡山県:シネマ・クレール(8月22日~)
熊本県:Denkikan(近日公開)
(C)2023 Brighter Future, LLC
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