【公開45周年】「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」を最高傑作にした3つの名ゼリフ
2025年6月28日 11:00

本日6月28日は、いまから45年前に「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」が日本公開された日。現在は、エピソード5に位置づけられている本作は、公開45周年を迎えたいまもなお“シリーズ最高傑作”ともいわれ、ファンに愛される名作で、最新オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ スケルトン・クルー」(ディズニープラスで配信中)を手がけたジョン・ワッツも、「自身の映画の概念を変えた特別な1本である」と認めている。
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」が単なる続編映画の枠を超えて、長年支持される理由は多岐にわたるが、そのひとつが見る者を揺さぶる名ゼリフの数々だ。この記事では、特に印象的な3つのセリフを紹介する。
デス・スターを破壊された帝国軍は、反乱軍を容赦なく追い続けていた。反乱軍が氷の惑星・ホスから撤退すると、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は惑星・ダゴバに行く。そこには隠れ暮らしていた伝説のジェダイ・マスターのヨーダがいたのだ。一方、ダース・ベイダーはベスピンのクラウド・シティで待ち伏せ、若きスカイウォーカーをダークサイドへ引き込もうと目論む。
“Try Not. Do. Or Do Not. There Is No Try.”

シリーズを通して、数多く登場するヨーダの名言のなかでも、間違いなく最も印象的な名ゼリフだ。ダゴバでの修行中、ルークの戦闘機・Xウイングが沼地に沈む。悲嘆に暮れるルークに対し、ヨーダはフォースの力で引き上げるよう指示するが、ルークは「やってみるよ」と真に受けていない様子。

すかさずヨーダは「やるか、やらぬかだ。試しなどいらん」と返し、何事にも真剣に取り組む姿勢を説くのだった。大切なのは、常にその瞬間瞬間に集中すること。そうしなければ、真の成長は訪れないと伝えている。800年以上、指導者として生きたヨーダだからこそ説得力がある、先人の知恵である。
“I Love You.”“I Know.”

罠にはまったハン・ソロ(ハリソン・フォード)が、カーボン凍結される直前、ともに幾多のピンチを潜り抜けてきたレイア(キャリー・フィッシャー)は、ついに「愛している」と本心を伝え、ハンもまた「わかってる」とその告白を受け取った。「スター・ウォーズ」シリーズ屈指のロマンチックな名シーンだが、当初、このセリフは台本にはなく、現場で生まれたとされている。

もともとは、レイアの「愛している」に対し、ハンも「愛している」と返す予定だったが(これとは別に、「覚えておいてくれ、俺は戻ってくる」というセリフが用意されていた説もある)、結果的には、フォード本人の即興的なアイデアが採用された。いたってシンプルな言葉だが、骨太でクール、ニヒルで哀愁をまとったハンの奥深さが伝わる名ゼリフだ。ちなみに、続く「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」では、セリフを入れ替え、ハンが「愛してる」、レイアが「わかってる」と愛を確かめ合うシーンがある。
“I Am Your Father.”

ルークの父親は、ダース・ベイダーだったーー。「スター・ウォーズ」史上最も衝撃的な展開にして、映画史に刻まれる名ゼリフは、ネタバレ回避のため、撮影時から徹底的に秘密にされていた。実際、ルーク役のハミルは本番直前に初めて知らされ、ベイダーを演じるデビッド・プラウズは、「オビ=ワンがお前の父親だ」というダミーを与えられ、ロンドンでのプレミア上映会で、初めて事実を知ったとされる。

また、ベイダーの声を担当するジェームズ・アール・ジョーンズも、最初のアフレコでは「オビ=ワンがお前の父親を殺した」というセリフを収録しており、映画の完成直前に本来のセリフを吹き込んだという。「トイ・ストーリー2」には、バズ・ライトイヤーが宿敵のザーグから「私がお前の父親だ」と告げられ、ショックを受けるというパロディシーンがある。

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