前田敦子、憧れの若尾文子と共演できたら「もう生きていけない!」
2025年6月23日 22:30

現在上映中の「若尾文子映画祭 Side.A & Side.B」のトークイベントが6月21日、東京・角川シネマ有楽町で行われ、若尾ファンを公言する前田敦子がゲスト登壇。若尾の魅力と、出演作品について熱弁を振るった。
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督と映画史に残る名作の数々を生み出した若尾文子。トークショーは、前田の「私の大好きな若尾文子さんの映画祭に、こうして参加させてもらえて本当に嬉しいです。もう若尾さんが好きすぎて、これは私が行かないと誰が行くんだ!っていうぐらい好きな気持ちは負けません」と熱のこもった挨拶でスタート。

若尾を好きになったきっかけを問われると、「以前、TSUTAYAで若尾さんの特集をしていた時にたまたま行って『青空娘』を見つけてジャケ写買いをしたのが始まり。この『青空娘』のポスターの若尾さんは、みなさんが大好きな若尾さんですよね。下からの画角が素晴らしくて、絶対美しい方だなって。詳しく調べないで、若尾さんの出演作を5作品ぐらい購入して帰りましたが、作品を観た瞬間、間違ってなかった、何て素敵な素晴らしい女優さんなんだろうと。見た目もですがお芝居にも心惹かれました。私は特に若尾さんの声が好きなんです。少し癖のある話し方をされるんですけど、一人称の“私”を話す時の声が好きです」と、若尾の“私”を声真似しながら語り、客席を和ませた。

若尾文子の沼から抜け出せないと力説する前田が、イチオシ作品に挙げたのは「東京おにぎり娘」。そして若尾作品の楽しみ方として「『お嬢さん』『青空娘』といった可愛い若尾さんを見つくしてから、『女は二度生まれる』『妻は告白する』を観て、大人の階段を一緒に上がっていきたい」とお勧めした。

まだ若尾とは会ったことがないという前田だが、「もし若尾さんと共演できたら?」と問われると、「もう、生きていけない。ピークを迎えてしまう。一瞬で全てが満たされる」と熱く語った。そして自身が演じてみたい若尾作品の役柄については、「『妻は告白する』の崖ですかね。男性とドロドロする作品をやったことがないので、崖で男女で揉み合いたいです」と回答。一方、自分のキャリアについて「残念ながら、『青空娘』のような爽やかな作品の経験もなくて、クセが強い役が多いんです。アイドルからキャリアが始まったので、映画デビュー作は意外性を求められたと思うんです。もう1回、キラキラな役から始めてもいいですかね?」と観客に問うと、客席から拍手が発生した。
最後は、これから若尾作品に触れる人へのメッセージを求められ、「私は4K版はまだ観ていないので、すでに観た方が羨ましいです。こうやって作品が守られるのは、ファンのみなさんの応援があってこそ。これからも美しい若尾さんをたくさん現代に残してほしい。私と一緒に若尾さんの魅力を語って、何代も先まで残していってほしいなと思います。4K化作品が増えるように、フィルムが守られるように、応援していきましょう」と熱いメッセージを送った。
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