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「罪人たち」ライアン・クーグラー監督と5度目のタッグ ルドウィグ・ゴランソンが語る“唯一無二”の音楽誕生の裏側

2025年6月14日 11:00

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画像1(C)2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema(R) is a registered trademark of Dolby Laboratories 前へ 次へ

ブラックパンサー」「クリード」シリーズなどで知られるライアン・クーグラーが監督、マイケル・B・ジョーダンが主演を務める「罪人たち」。クーグラー監督全作品の音楽を担当し、本作で5度目のコラボとなった映画作曲家ルドウィグ・ゴランソンの独占インタビューが到着した。

【あらすじ】
双子の兄弟スモークとスタックは、一攫千金の夢を賭けて、当時禁じられていた酒や音楽をふるまうダンスホールを計画する。オープン初日の夜、多くが宴に熱狂する中、招かざる者たちの来客で事態は一変。歓喜は絶望にのみ込まれ、人知を超えた者たちの狂乱が幕を開ける。果たして、夜明けまで、生き残ることが出来るのか――。
ルドウィグ・ゴランソン
ルドウィグ・ゴランソン
写真:Christopher Smith/Invision/AP/アフロ

スウェーデン出身のゴランソンは、23歳の時にロスに移住、南カリフォルニア大学で映画音楽を学んでいた時、クーグラー監督と出会う。控えめなメロディーとオークランドの音色を融合させた「フルートベール駅で」(2013)、「ロッキー」のテーマを継承した「クリード チャンプを継ぐ男」(2015)、アフリカの伝統音楽を現代に解釈した「ブラックパンサー」(2018)の音楽で数々の受賞とノミネートを果たした。

続く「ブラックパンサー ワカンダ フォーエバー」(2022)では、第60回アカデミー賞最優秀作曲賞にノミネート、「リフト・ミー・アップ」で同賞主題歌賞を受賞。「TENET テネット」(20)ではクリストファー・ノーラン監督とタッグを組み、同監督の「オッペンハイマー」(23)でもアカデミー作曲賞にノミネートされた。

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■新たなチャレンジの始まり

罪人たち」の舞台は、1932年のアメリカ南部。ブルース発祥の地とされる“ミシシッピ・デルタ”と呼ばれる場所だ。脚本を初めて読んだゴランソンは「ライアンが音楽を物語にシームレスに溶け込ませている脚本にとても感銘を受けました。音楽の場面は自然な感じで、すべてが綿密な意図を持って相互につながっていることがはっきりと分かりました。このような素晴らしいプロジェクトに参加できたことを、本当に幸運だと思いました」と創作意欲をかき立てられた。

■ブルースを探求する、ミシシッピ・デルタへの旅

「音楽は本物らしく、まさにその時代から飛び出してきたようなものにする必要がある」と考えたゴランソンは、監督が求める1930年代のリアルな音楽を見つけるためにブルースを探求する旅に出た。

「ライアン、パートナーのセレナ・ゴランソンと私はメンフィスへ飛びました。ブルース・ギタリストでブルースの道を歩むことが生涯の夢だという父も誘い、一緒にブルースの道をたどったのです」と振り返る。

「最初に会ったのは、有名なレコーディング・スタジオ、ロイヤル・スタジオのオーナーで、60年代、70年代の象徴的なレコードを数多くプロデュースしてきたローレンス・“ブー”・ミッチェルです。彼はクラークスデール、メンフィス、インディアノーラへと私たちを案内し、ブルース・トレイルの旅へと導いてくれました。B.B.キング博物館や地元のジューク・ジョイント(ダンスと酒と音楽を提供する店)を訪れ、インスピレーションと歴史への洞察を深めました。その後、“ブー”・ミッチェルをはじめ、アルビン・ヤングブラッド・ハートやセドリック・バーンサイドといった著名なブルース・ミュージシャンたちとロイヤル・スタジオで5日間レコーディングを行いました」と大きな成果を得た。

さらに「メンフィスで一緒に仕事をした素晴らしいミュージシャンたちに加えて、ブリタニー・ハワード、ラファエル・サディーク、ボビー・ラッシュなど、この音楽世界の真髄を体現し、それに貢献できると感じたアーティストたち」との出会いもあった。

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■インスピレーションの源はクーグラー監督から送られた音楽だった

ゴランソンにとって本作の音楽創造の源は、監督から送られてくる音楽だった。

「1930年代と40年代の録音、特にロバート・ジョンソンやトミー・ジョンソンなどの音楽をたくさん送ってくれました。彼がシェアしてくれた曲の中には、『Pick Poor Robin Clean』のように、既に脚本に書き込まれていた歌もありました。ライアンとは脚本に出てくる曲や、それらが物語の中でどのような役割を果たしているかについて、多くの時間をかけて話し合いました」と、二人はさらにブルースを追究していった。

「当時カントリーとブルースは完全に別物だったということを念頭に置いておくことも役に立ちました。白人の音楽と黒人の音楽のように、レコード会社や音楽業界がそれらを区別していたのです。私たちは音楽を可能な限りリアルに表現し、歴史を尊重して、当時を生きたアーティストに敬意を表したいと考えました。そのためにスタッフ全員が徹底的にリサーチを行いました。広範囲にわたるリサーチになりましたが、それだけが作品に真摯に向き合う唯一の方法だったのです」と、先人たちへのリスペクト・マインドを忘れることなく、唯一無二の音楽を生み出していった。

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■生きる伝説との出会いとブルースを愛する父への想い

本作には、ブルース界の生きる伝説と称されるミュージシャンが出演している。ゴランソンは「バディ・ガイに出演していただけたことはまたとない機会でした。偉大で才能豊かな人物を起用できたことは、本当に大きな意味がありました。同時に、私にとって個人的な意味合いもありました。父はいつも家でブルースを演奏していたので、まるでスリー・キング、つまりフレディ・キング、B.B.キング、そして特にアルバート・キング(父のお気に入りのギタリスト)と一緒に育ったような気がしたのです」と、ブルースをこよなく愛する父に対する特別な感慨に包まれたと明かしている。

罪人たち」は6月20日から公開。

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