「異邦人」映画化にも参加する、オゾン組の新たな常連俳優! 「秋が来るとき」ピエール・ロタンの本編映像、独占入手
2025年6月6日 13:00

フランソワ・オゾン監督最新作で、2024年のサン・セバスチャン国際映画祭で脚本賞を受賞した「秋が来るとき」(公開中)に出演する注目俳優、ピエール・ロタンの姿をとらえた本編映像(https://youtu.be/aIeLGC-f0k)と新場面写真を、映画.comが独占入手。オゾン監督がアルベール・カミュの「異邦人」を映画化し、モロッコで撮影中の次回作にも出演が決定している、オゾン組の新たな常連俳優であるロタンの魅力を紐解く。
「焼け石に水」「8人の女たち」「スイミング・プール」などの名作で知られ、カンヌをはじめ国際映画祭の常連となっているオゾン監督の新作は、自身の子どもの頃の思い出から着想を得て製作された人生ドラマ。自然豊かなフランス・ブルゴーニュで一人暮らしをする80歳のミシェル(エレーヌ・バンサン)は、後ろめたい過去を抱えつつも、自分のため、家族のため、友人のため、ある秘密を受け入れる。美しいブルゴーニュの景観とともに、人生の秋から冬を迎える女性のドラマを繊細に、時にドラマティックに描き出す。
(C)2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIMEロタンは、オゾン監督作「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」に出演し、オゾン監督と本作で2度目のタッグを組んだ。ミシェルの親友、マリー=クロード(ジョジアーヌ・バラスコ)の息子・ヴァンサンを演じている。母親思いだがどこか危うさを伴い、物語のキーマンである深い謎を抱えるキャラクターを体現し、サン・セバスチャン国際映画祭で助演俳優賞を受賞した。
その演技力と独特な存在感で、ロタンはオゾン作品のほかにも、フランスの名監督の作品に多数出演。第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されたドミニク・モル監督の「12日の殺人」、日本でもヒットを記録した「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」で知られるエマニュエル・クールコル監督の新作「ザ・マーチング・バンド(英題)」などにも参加している。順調にキャリアを駆け上がるロタンの活躍と、本作での繊細な演技に注目だ。
(C)2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME本編映像は、ヴァンサンが刑務所から出所し、お祝いの食事会を開くシーン。ヴァンサンはミシェルのおごりで、ワインを片手に自由を満喫する。ミシェルに今後のことを問われ、「地元で店を開きたい」と答えるが、それには資金が必要となる。そしてミシェルは、庭の手入れの手伝いを15ユーロでお願いする。娘・ヴァレリー(リュディビーヌ・サニエ)との関係はうまくいかなかったミシェルが、ヴァンサンに尽くそうとする姿にはどこか切なさが宿る。やがてその関係は、ミシェルが後に抱える秘密に影響を与えることになる。
新場面写真では、ヴァンサンが鋭い眼差しで誰かと会話するシーンから、ミシェルの孫・ルカ(ガーラン・エルロス)の下校に付き合う優しい姿まで、魅力的に切り取られている。
(C)2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME
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