“腐ったみかん”俳優、バカ映画の巨匠最新作「還暦高校生」に出演！　本予告などを一挙披露

（C）ロングキャニオン2025

本ビジュアルは、ひかる一平演じる、42回留年し、いまだ現役高校生の主人公・椎名が、学ラン姿でビジュアルのど真ん中にあぐらをかいて座っている姿を捉えている。夕陽が射すグラウンドを背景に、元同級生の加藤（直江）が椎名に優しい眼差しを送っているのが見て取れる。左上には「令和のヤングに贈る青春映画！」というコピーが踊っており、河崎監督の世界観が伝わる仕上がりとなっている。

本予告は、星空学園に赴任してきた若手熱血教師・野々山先生が、自身が担任する3年B組に、42回ダブっている還暦の生徒・椎名がいることに気がつくシーンから幕を開ける。野々山は椎名にサッカー部へ入ることを勧めるが、椎名は従わない。また、野々山は教育熱心なあまり、不良生徒には鉄拳制裁、校内暴力も日常茶飯事となっていた。さらに恋愛に悩む男子生徒にはメールではなく、ラブレターを進める始末。

（C）ロングキャニオン2025

一方、椎名の元同級生だった加藤は校内で暴力事件を起こし、放送室に籠城。「俺は腐ったミカンなんかじゃない！」と絶叫するシーンも。そして椎名は、野々山へ「先生が1000本のシュートを止めることができたら、自分は潔くサッカー部へ入部する」と男と男の約束を交わし、対決に挑む。果たして、椎名は1000本のシュートを止められるのか……。

（C）ロングキャニオン2025

本作は、これまでに「いかレスラー」「日本以外全部沈没」「突撃！隣のUFO」「松島トモ子　サメ遊戯」など数々の奇抜な映画を世に送り出してきた河崎監督が、自身が影響を受けた1960～80年代に制作された青春学園ドラマ「飛び出せ!青春」「3年B組金八先生」「スクール☆ウォーズ」へ愛とオマージュを捧げた青春学園映画。制作の経緯は　日本橋三越伊勢丹の「福袋」企画。「約500万円で河崎実監督に映画を撮ってもらえる」という企画を引き当てた一般人女性の長谷摩美氏が、2019年の「メグ・ライオン」に続き24年にも奇跡的に企画を引き当て、制作となった。

主演は、「3年B組金八先生」（第2シリーズ）で俳優デビューし、その後、「必殺仕事人」シリーズやNHK大河ドラマ「武田信玄」などで活躍したひかる。現在は、自身が立ち上げた子役プロダクションの代表取締役を務めているひかるが、河崎監督からの熱烈オファーを受け、出演を快諾。毎年大学受験をするも42回留年してしまい、還暦を迎えた現役高校生・椎名役を演じることになり、劇中では全編学ラン姿で登場している。

また、若手熱血教師・野々山先生役を石田泰誠、マドンナの英語教師・亜紀子先生役に戸苅ニコル沙羅、70年代の伝説の少年アイドルグループ・ビッグマンモスの森井信好、昭和のラジオスター・笑福亭鶴光、初代「ウルトラマン」でスーツアクターを務めた古谷敏が追加キャストとして発表された。

「還暦高校生」は6月27日から公開。