実写版「リロ&スティッチ」首位獲得! 2位「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」はシリーズ最高のスタート【全米映画ランキング】
2025年5月26日 23:00

戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)を控えた5月第4週の北米映画市場では、観客動員数が好調で、興行収入は2025年最高の数字を記録し、好調な結果となりました。
週末3日間(5月23日~25日)の興収ランキングでは、ディズニーの2002年の人気アニメを実写映画化した「リロ&スティッチ」が、初登場首位を獲得。両親を亡くした少女・リロ(マイア・ケアロハ)と姉・ナニ(シドニー・エリザベス・アグドン)の前に、見た目はかわいらしいですが、ものすごく暴れん坊な、不思議な生き物が現れます。その生き物は、天才科学者・ジャンバ博士(ザック・ガリフィアナキス)が、違法な遺伝子操作によって破壊生物として生み出した、「試作品626号」と呼ばれる地球外生物(エイリアン)。
そんなことは知らず、リロはその生き物を“スティッチ”と名付けて家に連れ帰ります。ふたりはやがて、ジャンバ博士とCIAエージェント・コブラ(コートニー・B・バンス)から、スティッチを守るために奮闘します。クリス・サンダースがアニメ版から引き続き、スティッチの声を担当。ディーン・フライシャー・キャンプ監督(「マルセル 靴をはいた小さな貝」)がメガホンをとり、クリス・ケカニオカラニ・ブライトとマイク・バン・ウェスが、脚本を手がけました。
本作は、製作費1億ドルに対し、オープニング興収1億4500万ドルをあげ、アニメ版(3500万ドル)の4倍以上となる好成績を記録。また、この成績は、2024年の大ヒット作「モアナと伝説の海2」のオープニング興収(1億6700万ドル)にも匹敵する数字となっています。

この週のもうひとつの注目作で、トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ第8弾「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」は、2位にランクイン。前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」の最後で、スパイ組織・IMFに所属するイーサン・ハント(クルーズ)が手にした鍵をめぐる物語が展開し、人工知能“エンティティ”による世界崩壊の危機を防ぐために奔走します。クルーズをはじめ、ヘイリー・アトウェル(グレース役)、サイモン・ペッグ(ベンジー役)、ビング・レイムス(ルーサー役)らが続投。またアンジェラ・バセットが、第6作「ミッション:インポッシブル フォールアウト」でCIA長官として登場し、本作では大統領となっているエリカ・スローン役を務めています。
第5作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」から監督を務めるクリストファー・マッカリーが続投し、イギリス、マルタ島、南アフリカ、ノルウェーなど、さまざまな場所で撮影が行われました。製作費は推定4億ドルで、映画史上最も高額な製作費が投入された作品のひとつに。週末3日間で興収6300万ドルをあげ、シリーズ史上最高の成績でスタートしました。
6位には、ニール・マクドノー(「REDリターンズ」)が主演を務めた「The Last Rodeo(原題)」(エンジェル・スタジオ)が初登場。マクドノーは、友人・チャーリー(ミケルティ・ウィリアムソン)の協力を得て、怪我から回復し、競技への復帰を目指すロデオスターのジョーを演じています。ジョン・アブネット(「フライド・グリーン・トマト」)が監督・製作を担当。製作費800万ドルに対し、週末3日間で興収520万ドルをあげ、まずまずの成功をおさめました。
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