「イカゲーム」最終章、イタリア新フェスで世界初お披露目へ
2025年5月20日 11:00

世界的社会現象となったNetflixの超人気作「イカゲーム」の完結編となる最終シーズンが、新設の「イタリアン・グローバル・シリーズ・フェスティバル」で世界初公開されることが決定した。米ハリウッド・リポーター誌が報じている。
6月21日から28日にかけてイタリアのリッチョーネとリミニで開催される同フェスティバルでは、「イカゲーム」シーズン3の第1話が特別先行上映される。2021年の配信開始以来、Netflixの看板作品として絶大な人気を誇る同作の最終章は、世界中のファンから熱い期待が寄せられている。
「イタリアン・グローバル・シリーズ・フェスティバル」(IGSF)は、10年間続いた「ロマフィクションフェスト」の後継として誕生した新たな国際ドラマフェスティバル。今回のイベントでは、イタリア国内外から厳選された28の新作シリーズが上映され、ドラマ、コメディ、リミテッドシリーズの3部門で「マキシモ賞」が競われる。主催者はこの賞を「イタリア版エミー賞」として確立させる意向だ。フェスティバルの詳細は、カンヌ映画祭期間中に行われた発表会で明らかにされた。
「イカゲーム」シーズン3は、2025年6月27日にNetflixで全エピソードが世界同時配信される予定。直近の2024年12月に配信されたシーズン2は、わずか11日間で1億2620万回の視聴を記録し、Netflixの非英語ドラマシリーズとして歴代最高の視聴数を達成している。
シーズン2のクライマックスで描かれた衝撃的な反乱の失敗から物語が展開する最終章では、主演のイ・ジョンジェ演じる主人公ソン・ギフンが再び命がけのゲームに身を投じる。フェスティバルで公開される第1話には、新キャストとして加わる人気女優ジョ・ユリ演じる新キャラクター、ジュニも登場する。
同フェスティバルでは「イカゲーム」以外にも、脚本家・監督のレナ・ダナムが制作総指揮を務める新作「Too Much(原題)」の最初の2エピソードが7月10日の全世界配信に先駆けて特別上映される。また、人気ドラマ「LOST」の主演女優エバンジェリン・リリーやディスコ・ミュージックの巨匠ジョルジオ・モロダーらに「マキシモ・エクセレンス賞」が贈られることも発表されている。
芸術監督のマルコ・スパニョリは「大スクリーンでシリーズを上映することは重要な文化的・社会的意義があり、ファンだけでなく、質の高いシリーズドラマとそのストーリーテリングの可能性を愛するすべての人々に向けたものです」と語っている。
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