業界関係者向けの貴重映像 「ベスト・オブ・シネマコン 2025」が映画館で特別上映
2025年4月18日 20:00
Photo by Ethan Miller/Getty Images米映画業界の最重要イベント「シネマコン」で業界関係者だけが目にした貴重な映像が、一般の映画ファン向けに特別上映されることが決定した。「ベスト・オブ・シネマコン 2025」と題された70分間のプログラムは、4月22日と24日に米国内の映画館で公開される。
「シネマコン」は興行主の業界団体「シネマユナイテッド」(旧全米劇場所有者協会)が主催する年次イベントで、各映画スタジオが年間のラインナップを発表する重要な場として位置づけられている。今年は3月31日から4月3日まで、米ラスベガスのシーザーズ・パレスで開催され、通常は映画館経営者や業界関係者のみが出席できる特別な場だった。
特別上映される映像には、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」、トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」、エドガー・ライト監督の「The Running Man(原題)」、ロックの伝説ブルース・スプリングスティーンの半生を描く「Deliver Me from Nowhere(原題)」など、2025年の大作が勢揃いしている。
この画期的な取り組みを主催するThe Cinema Foundationのブライアン・ブラウンリッチ事務局長は「近隣の映画館で上映予定の最も期待される作品を一つのプログラムで先取りできる初めての機会になる」と期待を寄せている。
その背景には、映画興行がパンデミック前の水準を回復していない業界の危機感がある。2018年のピーク時には約900本の映画が劇場公開されていたが、2024年は約600本にまで減少。シネマユナイテッドのマイケル・オレアリーCEOは「映画館だけで見る大作だけでなく、多様な作品が必要だ」と強調している。
この特別上映会は、ストリーミングサービスの台頭で変化する映画視聴スタイルに対抗し、映画館体験の特別さを再認識させる戦略の一環でもある。
チケット購入者は通常の予告編より長い、約70分間にわたる予告編や未公開映像の数々を楽しむことができる。上映会の収益は映画産業の慈善団体に寄付されるという。映画ファンにとって、まだ誰も見ていない映像をいち早く体験できる貴重な機会となりそうだ。
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