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吉田羊が英語での演技に初挑戦 広瀬すず主演、石川慶監督「遠い山なみの光」に松下洸平、三浦友和ら 特報映像公開

2025年4月11日 07:00

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吉田羊が英語演技に初挑戦
吉田羊が英語演技に初挑戦
(C)『遠い山なみの光』製作委員会

第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品される、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの同名デビュー作を広瀬すず主演で石川慶監督が映画化する「遠い山なみの光」の公開日が9月5日に決定。吉田羊松下洸平三浦友和の出演と特報映像、新たな場面写真が発表された。

2017年にノーベル文学賞を受賞し、「日の名残り」「わたしを離さないで」など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける作家カズオ・イシグロが、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品「遠い山なみの光」。自身の出生地長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー。

画像2(C)『遠い山なみの光』製作委員会

日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性とその幼い娘の夢だった。

広瀬演じる1950年代の長崎で暮らす悦子の約30年後、長崎を離れイギリスで暮らす1980年代の悦子を吉田が演じる。また悦子の夫で傷痍軍人の二郎役に松下洸平、二郎の父でかつては悦子が勤務していた学校の校長であり、悦子が大きな信頼を寄せる緒方役は三浦友和。さらに日本パートで柴田理恵渡辺大知、鈴木碧桜(子役)の出演も発表された。

吉田は本作でほぼ全編英語での演技に初挑戦し、撮影直前に単身イギリスへ短期留学、現地でのホームステイで磨きをかけた流暢な英語を劇中で披露している。吉田は「全編ブリティッシュアクセントの英語台詞は母国語でないもどかしさもありましたが、その不自由さと、言語に向き合った時間がそのまま知らず悦子の血肉になっていたと実感できたことは得難い経験でした」と振り返る。

画像3(C)『遠い山なみの光』製作委員会

日本での撮影後、イギリスパートを撮影した本作。石川監督は吉田について「イギリス訛りの英語の習得のため誰よりも早く現地入りされて、完璧に“30年前に渡英した悦子”としてクランクイン。本読みでのイギリス人スタッフの驚きと敬意に満ちた表情が、その圧倒的な説得力を物語っていました」とコメント。

あわせて出演が発表された悦子の夫・二郎を演じる松下については「松下さんは真摯に芝居に向き合い、次々と新たな表情を見せてくださいました。素晴らしい演技、ぜひご期待ください」、さらに二郎の父を演じた三浦については「役への姿勢、現場での佇まい、そして映画への深い洞察と愛情。そのすべてに学ぶことばかりでした」と語り、信頼関係の深さをのぞかせている。

特報では、「私がついた嘘」という言葉と共に、広瀬演じる1950年代長崎の悦子、二階堂ふみ演じる謎多き女性・佐知子、そして吉田が演じるイギリスで暮らす1980年代の悦子らの顔が映し出される。更に、場面は1980年代イギリスに移り、オーディションで選ばれたカミラ・アイコ演じる悦子の娘・ニキの「なぜイギリスに?」という問いかけに対し、悦子は「パパと出会ったからよ」とあしらうが、娘は「嘘」と鋭く切り返す。一体、だれが何の嘘をついているのか――? 時代と場所を超え交錯する“記憶”の秘密を予感させるミステリアスな映像だ。

▼コメント全文
吉田羊
私演じる悦子は、主にイギリスでの撮影となりました。全編ブリティッシュアクセントの英語台詞は母国語でないもどかしさもありましたが、その不自由さと、言語に向き合った時間がそのまま知らず悦子の血肉になっていたと実感できたことは得難い経験でした。撮影現場では、石川監督と一体となり、複雑に交差する強さと弱さの中に浮かび上がる悦子の本心を手繰り寄せるような日々。それは途方もないようで、優しい作業でした。また今回、カンヌ国際映画祭への正式出品が決まったという報せを聞きとても嬉しく、この先、日本が誇る石川監督の作品が世界中の映画館でかけられる姿を想像しては今から昂揚しています。
素晴らしい日英両チームとご一緒させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。皆様にお届けできる日を心待ちにしております。
石川慶監督
ロンドン時代の悦子のキャスティングは、イギリスでの公開も見据えて海外チームとともに進め全会一致で吉田羊さんに決定しました。イギリス訛りの英語の習得のため誰よりも早く現地入りされて、完璧に“30年前に渡英した悦子”としてクランクイン。本読みでのイギリス人スタッフの驚きと敬意に満ちた表情が、その圧倒的な説得力を物語っていました。
松下さんは真摯に芝居に向き合い、次々と新たな表情を見せてくださいました。素晴らしい演技、ぜひご期待ください。
三浦さんには僕の強い希望でオファーしました。役への姿勢、現場での佇まい、そして映画への深い洞察と愛情。そのすべてに学ぶことばかりでした。

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