孤独な女性がクッキーに自分の電話番号を忍び込ませる…甘くてほろ苦いインディーズ映画「フォーチュンクッキー」6月27日公開
2025年4月11日 10:00

第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞を受賞した、米インディペンデント映画「FREMONT(原題)」が「フォーチュンクッキー」の邦題で、6月27日から公開される。
フォーチュンクッキーをきっかけに、孤独な女性が新たな一歩を踏み出す姿をオフビートなユーモアを交えて描く。アメリカのインディペンデント・シーンを索引し、世界中の映画ファンを魅了し続けるジム・ジャームッシュや、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキの作品を彷彿とさせながら、「アメリカのインディペンデント映画を刷新した」(Los Angeles Times)と話題を呼び、第39回インディペンデント・スピリット賞ではジョン・カサヴェテス賞を受賞。映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家たちから98%という高い支持を得ている。

カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤは、アパートと工場を往復する単調な生活を送っている。母国アフガニスタンの米軍基地で通訳として働いていた彼女は、基地での経験から、慢性的な不眠症に悩まされている。ある日、クッキーのメッセージを書く仕事を任されたドニヤは、新たな出会いを求めて、その中の一つに自分の電話番号を書いたものをこっそり紛れ込ませる。すると間もなく1人の男性から、会いたいとメッセージが届く。
監督はロンドン・フィルム・スクールで映画を学んだ、ババク・ジャラリ。前作「Land(原題)」(18)が第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に出品されるなど、着実にキャリアを築いてきた。主人公ドニヤを演じるのは、本作で映画初出演ながら主演を飾ったアナイタ・ワリ・ザダ。ドニヤと同じくアフガニタン出身で、国営放送のテレビ局のジャーナリストだった彼女は、役への熱意で見事公募から選ばれ、「心を打つ演技」(The Times)と批評家から絶賛された。
キーパーソンを演じるのは、今最もハリウッドで注目される俳優の一人、ジェレミー・アレン・ホワイト。大人気ドラマシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン(原題:The Bear)」(22-)で大ブレイクを果たし、同作で3年連続となるゴールデングローブ賞テレビ部門の主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。「アイアンクロー」(23)では、プロレス界の伝説フォン・エリック一家の四男を演じ、ロック界の重鎮ブルース・スプリングスティーンを演じる話題作も待機中だ。本作の脚本を気に入りキャスティングされたジェレミーは、心優しい自動車整備士のダニエル役を演じている。
6月27日からシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺ほか全国公開。
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