「ブリキの太鼓」フォルカー・シュレンドルフ幻の傑作、ジュリー・デルピー×サム・シェパード「ボイジャー」4Kレストア公開
2025年4月10日 12:00

「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ監督作品「ボイジャー」4Kレストア版が、6月6日から公開される。ポスタービジュアル、予告編、場面写真が披露された。
本作は、ニュー・ジャーマン・シネマの巨匠であり、第32回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した「ブリキの太鼓」(1979)のシュレンドルフ監督が、スイスの作家マックス・フリッシュによる小説「ホモ・ファーベル」(57)を原作に映画化。「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」(95)の公開を控えた、本作公開当時22歳のジュリー・デルピーがあどけない存在感で主人公の運命を引き寄せていく女学生エリザベスを体現。「ライトスタッフ」(83)、「天国の日々」(78)のサム・シェパードが、幾つもの恋を通過してきた独身の中年主人公フェイバーを演じ、年齢の差を超えた男女の愛の行方を描く。

撮影は、テオ・アンゲロプロス監督「ユリシーズの瞳」(96)のヨルゴス・アルバニティス。メキシコ、アリゾナ、パリ、アテネ、ローマなど世界各国で撮影を敢行し、主人公たちが辿る壮大な旅路を映し出す。1991年の劇場初公開時に、その衝撃的な愛の結末で多くの映画ファンの心をざわつかせた幻の傑作が、4Kレストア版でスクリーンに蘇る。

予告編では、豪華客船での出会いをきっかけに、強く惹かれ合うフェイバーとエリザベスの姿が映し出される。パリ、ローマ──美しき名所の数々を背景に、二人が辿る魅惑の旅路、その先に待ち受ける衝撃の真実に期待が高まる。6月6日から、シネマート新宿、Stranger、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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