「茶飲友達」の外山文治監督、8年ぶりの短編集「東京予報」特報をお披露目 田中麗奈らが出演
2025年3月31日 12:00
「東京予報 映画監督外山文治短編作品集」は、不倫関係を解消するべく、最後に1日だけ夫婦として過ごす男女を描いたラブストーリー「名前、呼んでほしい」、顔も性格も似たもの同士の女子中学生・春と麗が、離婚した春の父親を偶然SNSで見つけて、春と麗で入れ替わって10年ぶりに会いに行く悪戯をしかける「はるうらら」、ガールズバーで働く3人の女性がネットカフェで亡くなった常連客の葬儀に参列する姿を通して、現代の希薄な人間関係をポップかつシニカルに描く「forget-me-not」の3作品で構成。
公開された特報は、東京の「かたすみのひかり」をコンセプトに描かれた3つの物語が1つに繋がり、現代の東京を生きる人々の光と影を優しく切り取った映像に仕上がっている。

「名前、呼んでほしい」の映像は、ヒロインの沙穂が不倫相手の涼太の待つホテルの一室を訪れ蜜月を重ねる姿が捉えられおり、夜の歩道で抱擁し「ありがとう」とささやく沙穂の姿から切ない大人の恋愛模様が伺える。沙穂の感情に蓋をしたかのような家庭での顔と、不倫相手の前で見せる愛らしさや儚さを絶妙なバランスで演じたのは、「福⽥村事件」でも高く評価された田中麗奈。相手役を、「辰巳」の演技が評価され第38回高崎映画祭で最優秀俳優賞に輝いた遠藤雄弥が務める。

「はるうらら」の映像は、「ウララがハルで、ハルがウララね」というセリフとともに、似たもの同士の春と麗が入れ替わって10年ぶりに離婚した春の父親を訪ねる模様が描かれるが、彼女たちの期待と不安が膨らむ様子が見てとれる。「nicola」専属モデルの星乃あんな、「Seventeen」専属モデルの河村ここあが主演を務め、離婚した春の父親を吉沢悠が演じている。

「forget-me-not」の映像は、主人公たちがコスプレ姿でガールズバーの呼び込みをする様子や、喪服姿で葬儀に参列する姿が描かれており「死んだ時にその人の価値ってバレちゃうね」とつぶやく彼女たちを通じて、都会の孤独と無関心さを炙り出す。テレビドラマ「素晴らしき哉、先⽣!」の内海誠子、「スノードロップ」のイトウハルヒ、「罪の余白」の宇野愛海が主人公の3人を演じる。
なお、外山監督の短編集の劇場公開は8年ぶりとなるが、2017年に東京・渋谷ユーロスペースで開催された「映画監督外山文治短編集」が2週間レイトショーにおける観客動員数歴代1位を樹立しており、本作にも注目が集まる。
現在、クラウドファンディングMOTIONGALLERYで本短編作品集の応援サポーターを募集しており、オンライン映画視聴権などのリターンが用意されている。詳細は特設ページ(https://motion-gallery.net/projects/tokyoforecast)をチェック。
「東京予報 映画監督外山文治短編作品集」は、5月16日からシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて公開し、全国順次公開予定。



(C)外山文治
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