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ソダーバーグ監督「コンテイジョン」続編、マイクロプラスチック問題をテーマに構想

2025年3月18日 17:00

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画像1(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

世界的な感染症の拡大を予見したとして再評価された映画「コンテイジョン」の続編が、現代社会が直面するマイクロプラスチック汚染問題をテーマに進行中である可能性が明らかになった。

スティーブン・ソダーバーグ監督は米バラエティのインタビューで、2011年公開のサスペンス映画「コンテイジョン」の続編を脚本家スコット・Z・バーンズとともに構想中であることを明かし、人体内に蓄積するマイクロプラスチック問題に強い関心を示した。

「特に西洋社会において、私たちが食べるもの、呼吸するものが環境に長期的にどのような影響を与えるか、議論の余地が十分にある。周知の通り、私たちの血液の中にはすでにプラスチックが存在している。それは私たちの脳内にもある」とソダーバーグは指摘。「これは新しい問題であり、非常に深刻な影響をもたらす可能性がある。様々な可能性が考えられる」と語った。

コンテイジョン」は、マット・デイモンケイト・ウィンスレットジュード・ロウらハリウッド有数の俳優陣が集結した作品で、公開当時から高い評価を受けていた。特に2020年の新型コロナウイルス感染拡大後、その予見性の高さから改めて注目を集めることとなった。

ソダーバーグ監督は単に前作の成功に乗じた安易な続編製作は考えていないという。「続編は新しいものでなければならないが、同時に現実的ものである必要がある」と強調する。「元の作品が公開時、そして10年後に世界的感染症が実際に起きた時に共感を呼んだのは、現実に根ざしていたからだ。新しい仕掛けを見つける必要があるが、それは人々が『ああ、それは起こりうる』と思えるものでなければならない」

監督にとって重要なのは社会的関連性だけでなく、エンタテインメント作品としての本質も失わないことだという。「私にとって『コンテイジョン』はホラー映画だった。だから課題は、同じくらい恐ろしくて現実的なものを見つけられるかどうかだ」

新型コロナウイルス感染拡大後の20年、ソダーバーグ監督はロサンゼルス・タイムズのインタビューで、映画が実際の感染症流行を正確に予測していたにもかかわらず、現実の人々の非合理的な行動に驚いたと語っている。「当時私たちが考えもしなかった、非常に興味深い人間の行動がたくさんあった。恐怖や脅威の状況に置かれると、私たちはとてつもなく非論理的になる」

ソダーバーグ監督は「Presence(原題)」と「Black Bag(原題)」という2本の新作映画を公開し、「The Christophers(原題)」の撮影を終了させ、さらに「ジョーズ」に関する書籍の執筆も手がけるなど多忙を極めている。

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