あいみょん、ドラえもんとローマ旅を満喫! スペイン広場、真実の口、トレヴィの泉、コロッセオなど名所巡る
2025年3月13日 15:00

「映画ドラえもん」シリーズ45周年記念作品「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」(公開中)の主題歌と挿入歌を担当したあいみょんが2月23日(現地時間)、イタリアで行われた本作のワールドプレミアに参加。その前日、ドラえもんとともにローマ観光へと繰り出し、名所を巡った。
本作の舞台は、絵に描かれた壮大な中世ヨーロッパの世界。絵のなかで出会った仲間たちとともに、ドラえもんとのび太たちが幻の宝石をめぐり強大な敵に立ち向かう完全オリジナルストーリーだ。大冒険の舞台となる“アートリア公国”の街並みは、イタリアがモデル。スタッフが実際にイタリア各地を取材し、中世ヨーロッパの街並みを制作。広場の雰囲気や、ベージュやブラウン、オレンジなどの色合いが特徴の建物、さらに光のコントラストまで、イタリアを彷彿とさせる場面が本編内でも多数登場する。

人生で初めてヨーロッパを訪れたというあいみょんは、“アートリア公国”のモデルとなったイタリアの街並みを肌で感じるべく、「今日は1日ドラちゃんと一緒にイタリアをぐるぐる回るので、全力で楽しみたいと思います。街行く人にドラえもんをアピールしたいです!」と意気込んだ。散策の始めに「イタリア滞在中に挑戦したいこと」を訪ねられると「トレヴィの泉でコイン投げに挑戦したいです!」とコインを投げるジェスチャーをしながら目標を掲げた。


最初に訪れたのは、本作のタイトル“絵世界物語”にちなみ、美術館で中世ヨーロッパの絵を楽しむべく、ボルゲーゼ美術館へ。ボルゲーゼ美術館内には、17世紀の美術品が多く展示されている。館内に入るなり「おぉ~」と感動の声が漏れてしまったあいみょん。実は美術館が大好きで、普段からよく訪れているそう。「ヨーロッパといえばアートの国だと思うので、本場の美術館に来られて嬉しいです。実は昨日、ドラえもんを描くために、現地の画材屋さんでドラちゃんカラーの絵の具を全色購入しました。今日は館内の絵画を見て、学ぼうと思います」と嬉しそうな様子でアート巡りを進めた。

次に向かったのは、135段の大階段が有名なスペイン広場。不朽の名作「ローマの休日」にも登場する広場で、当日も多くの観光客が訪れていた。ここでドラえもんがあいみょんと合流。「お待たせ、ドラえもん!」と満面の笑みでハイタッチ。なお、本作に登場するアートリア公国の街並みの雰囲気は、スペイン広場も参考のひとつとして描かれている。あいみょんは、「観光客の皆さんは、なぜここにドラえもんが!?と、思われているかもしれないですが(笑)、ドラちゃんと一緒に来られて嬉しいです!」「ほら、階段のほうで“ドラえもん”って言っている人がいるよ!」とドラえもんに声をかけていた。

スペイン広場で記念撮影を終えたふたりは、次なる名所・真実の口へ。アートリア公国に伝わる世界滅亡の伝説があるように、ここでは“嘘つきが口に手を入れると抜けなくなったり、手を嚙まれたりする”という有名な伝説があり、連日、多くの観光客で行列ができている人気スポット。「以前、用事で少し苦手な飛行機に乗らなければいけなかったとき、お腹が痛いと嘘ついたことがあります(笑)」と、かわいらしい嘘をカミングアウトしつつ、ドラえもんに見守られながら恐る恐る口に入れるあいみょん。「怖い!」と、怯えていたが、無事に手が抜けると「大丈夫でした! セ~フ!」と安堵の笑顔を見せた。

ここで「本場のティラミスを食べに行く」というドラえもんと一旦別れ、旅の目標に掲げた“コイン投げ”を達成すべく、トレヴィの泉に。1762年に完成した、ローマにある最も大きな噴水の周りには、大勢の人が。これにはあいみょんも「いままで回った名所の中で、一番人であふれかえっています!」と大興奮。アートリア公国の泉や街の噴水など、今作の随所に登場する水のシーンを思い浮かべながら、「思っていたより水は透き通っていてきれいですね。泉に落ちたコインが透けて見えます。はやく投げたい!」と意気軒高。
コイン投げには、“肩越しに右手でコインを投げ入れると願いが叶う”というジンクスがあり、投げるコインの枚数で叶う願いが異なる。それを聞いたあいみょんは、“大切な人とずっと一緒にいられる”と言われる2枚のコイン投げに挑戦することに。「入るかなあ…」と不安げに投げたコインは、2枚とも泉の中へ。「やったー! これで目標達成です。コインが人に当たらないか不安でしたが、無事に投げられました」と喜色満面だった。

その後に向かった先は、円形闘技場・コロッセオ。「DORAEMON!」と子どもたちに声をかけられるドラえもんのもとへあいみょんが到着すると、目の前には大迫力のコロッセオ。「すごいね、ドラえもん!」と、手を大きく広げてジェスチャーをするあいみょん。コロッセオはいわゆる“見世物”が開催されていたエンタテインメントの場所であり、最も観客を興奮させたのが“剣闘士同士の戦い”。本作の見どころに、ドラえもんたちの手に汗握るバトルシーンがあるが、あいみょんが推す見どころは、ずばり「しずかちゃん」だという。「ドラえもんやのび太くんはもちろん、個人的にはしずかちゃんが大活躍するので注目してほしいです」と見どころを語った。


旅の最終地点は、ローマの中心にあるサンタンジェロ城。あいみょんがジェラートを片手に、城の前を流れるテヴェレ川沿いを散歩していると、見覚えのある風景を発見。「ここから見える景色が、本編のアートリア城にかかる橋が出てくるシーンに似ています。ドラえもんたちとパルが出会うところ!」とリポート。本作を手掛けた寺本幸代監督ほか製作陣もこの地を訪れ、橋のアーチのデザインを参考にした模様だ。

まだまだローマを満喫したいあいみょんは、最後にローマ最古の神殿・パンテオンへ。「ローマ最古なのに、きれいに残っていてすごいですね。かっこいい」。本作ではドラえもんたちがひみつ道具“水ビル建築機”で城をつくるシーンがあるが、今回、あいみょんが見た建築物で最も印象的だったのはパンテオン。「パンテオンの裏側から表に向かって歩いてきましたが、徐々に全貌が見えてかっこよかったです。想像以上に大きくて印象に残りました。帰国後はパンテオンについてさらに調べようと思います」と興奮気味に語っていた。
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