橋本環奈＆佐々木希が姉妹役　「天久鷹央の推理カルテ」新キャスト発表

原作は、映画「仮面病棟」やドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」「となりのナースエイド」など、自著が次々と実写化されているベストセラー作家の知念実希人氏の同名シリーズ。

天才医師にして、名探偵――驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央（橋本）が、内科医・小鳥遊優（三浦翔平）とバディを組み、超越した頭脳＆医師としての圧倒的な知識や洞察力を武器に、謎多き事件や現象を鮮やかに解決していく。

鷹央は群を抜く診断能力を発揮する一方、自身が抱える自閉スペクトラム症の特性から、人の気持ちを読み取りきれず、歯に衣着せぬ物言いもしばしば。生きづらさを抱え、周囲との摩擦が絶えない主人公・鷹央の“強い味方”を、畑と佐々木が演じる。

映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」「うちの弟どもがすみません」で知られ、「君がトクベツ」も控える畑は、研修医・鴻ノ池舞役で出演。無類の個性と能力をもつ鷹央に憧れている舞は、天性の人懐っこさ＆将来有望な医師としての資質をフル発揮しながら鷹央の“謎解き”をサポート。さらには、鷹央と小鳥遊を恋愛関係に発展させようと奔走するなど、チャーミングな立ち回りで物語を明るく多面的に転がしていく。

現在放送中の主演ドラマ「地獄の果てまで連れていく」も話題の佐々木が演じるのは、鷹央の姉で、ドラマの舞台となる天医会総合病院の事務長・天久真鶴。幼い頃から、温かくも厳しく鷹央を見守ってきた人物で、トラブルを招きかねない鷹央の言動を唯一制御できる貴重な存在だ。普段は優雅でにこやかだが、怒らせたら一変、鷹央もビビり上がるほど怖いという役どころになる。

鷹央の行く手には“手強い敵”も出現し、鷹央が部長を務める統括診断部の存続をめぐり、彼女の前に大きく立ちはだかる重要人物を柳葉と高島が演じる。

高島は、やり手の都議会議員・倉石奈津子役で出演。天医会総合病院が所在する地域において、大きな利益が見込まれる「病院の再編・統廃合計画」推進派として暗躍する。この計画を病院経営の立場から中心になって推し進めるのが、柳葉演じる院長・天久大鷲。姪である鷹央とは常にぶつかっている。徹底的な合理主義者である大鷲は、病院の経営を改善するため、統括診断部の廃止までも目論んでいた……。

TVer・公式HPでは本作の30秒ティザー映像が公開された。キャスト陣のコメントは以下の通り。

私自身、医療ドラマへの挑戦は初めてなので、期待感と少しばかり緊張が混ざったような気持ちでおります。さらにミステリー要素も加わってくるこの作品にものすごく魅力を感じましたし、尊敬する先輩方とのお芝居をとても楽しみにしています。

私が演じさせていただく鴻ノ池舞は、作品の中で一番はつらつとしていて明るいキャラクターかと思います。研修医として鷹央先生や小鳥遊先生に一生懸命ついていく姿や、たまに見せる愛嬌やお茶目な部分を、良いバランスで魅せていけたらいいなと思っています。

毎話見逃せないストーリーや個性的なキャラクターたちの掛け合いなど、きっと目が離せなくなるような素敵なドラマになると確信しています。私自身も天久鷹央のファンとしてこの作品の放送を楽しみにしています。

出演が決まったときは、とても嬉しかったです。鷹央はどんな困難な診察にも立ち向かい、他ではなかなか診断が下されない状況でも的確な判断をします。事件解決に向けた、鷹央の斬新な推理がとても面白いと思いました。

真鶴は冷静で正義感が強く、鷹央とは違った視点で物事を考えています。お互いを尊敬し合っている２人ですが、ときどき意見がぶつかってしまうこともあります。真鶴が鷹央に厳しく接するのは、「唯一の理解者で居たい」、「とにかく妹を守りたい」という深い愛情と絆があるからだと思います。真鶴の強さの中に秘められた優しさを精一杯表現したいです。
また、真鶴はソフトボール経験者であり、現在はソフトボールチームを組んでいる役柄なので、実際に先生に教えていただきながら自主練習もしています。

鷹央がどのように診断をし、事件を解決していくのか、私自身もとても楽しみにしています。視聴者の皆さんにもその魅力を存分に感じていただけることを願っています。また、普段の冷静な真鶴と、ソフトボールの試合に熱くなる真鶴とのギャップを感じていただけるように頑張ります。

今話題の人気原作のドラマに出演できること、とても光栄に思います。

私が頂いている倉石奈津子という役は原作にないので、新キャラクターとしてさらに面白くなる役になれたら、と気合いが入っております。

主人公のキャラクター、取り巻く人間関係がとても興味深いです。沢山の方々に見て頂けたら嬉しいです。

まず率直に面白そうな企画だなと思いました。鷹央の人間性の部分の面白さと、鷹央を中心とする登場人物たちの人間模様が楽しみだなと感じています。

大鷲は病院経営という信念を持って生きていく男なので、彼なりの男気や医療に対しての思い入れというものを大事にしていきたいなと思っています。堅いだけではなく、どこか間の抜けた男の姿もあってもいいのかなという思いも持っております。観てくださる皆さんにはクエスチョンマークとビックリマークを交互に味わってもらえるような現場になればいいなと思います。信念を持っている男なので、周囲に対して果たして〇をもらえるのか△なのか×なのかというのはなんとも言えないところですが、姪っ子である主人公の鷹央と医療現場の中で相対するものが生まれたり、もしかしたら同調するものが生まれたり…というところが、うまく皆さんに伝わるといいのかな、という夢を持っています。

統括診断部が中心になって物語が動いていくので、おそらくみなさんが感じたこと・見たことがない場面・感情が生まれてくると思います。そこをぜひ楽しんでいただけたらと思います。

天医会総合病院の統括診断部に、元外科医の内科医・小鳥遊優（三浦翔平）が派遣されてきた。各科で「診断困難」と判断された患者が集められる統括診断部の部長を務めるのは、同院の院長・天久大鷲（柳葉敏郎）の姪で、副院長でもある天久鷹央（橋本環奈）だ。唯一無二の個性をもつ鷹央の言動は、姉である事務長・天久真鶴（佐々木希）を除いて誰も制御できず、研修医の鴻ノ池舞（畑芽育）も「天久鷹央劇場」と評するほど。この日も小鳥遊のことを初対面にもかかわらず「小鳥」呼ばわりし、無邪気にぞんざいな態度を取る鷹央に、小鳥遊はあ然とするが、同時にその能力に舌を巻くことになる。何を隠そう鷹央は、驚異の診断能力を誇る天才ドクターだった。

まもなく、トラック運転手・香川昌平が交通事故を起こし、救急搬送されてくる。ドーナツを食べた直後に手が震え、意識を失ったという香川。彼が口にしたのは、このところ農薬混入事件や、消費者の集団嘔吐事件が相次ぐ会社のドーナツだった。しかし、いくら検査しても体に異常は見当たらないどころか、事故車内で回収したドーナツからも毒物は検出されない。この難攻不落の病状の原因究明に、鷹央と小鳥遊が挑むが…？