ピアース・ブロスナン、「老ボンド」役復帰に意欲示す
2025年3月6日 14:00

「007」シリーズの所有権がAmazonに完全移行する歴史的合意が成立した中、第5代ジェームズ・ボンドとして知られるピアース・ブロスナンが、「年老いたジェームズ・ボンド」役への復帰に前向きな姿勢を示した。
71歳のブロスナンは新作ドラマ「モブランド(原題)」のプロモーション中、米GQのインタビューで007復帰について問われ、「もちろん、興味がないわけがないでしょう」と率直に回答。ただし、「いまはデリケートな状況です。眠れる犬はそのままにしておくのが最善だと思います」と慎重な姿勢も見せた。また、「別の男性に任せるのが最善でしょう。新鮮な血が必要なのです」とも付け加えている。
英国出身の名優ブロスナンは1995年の「ゴールデンアイ」で007デビューを飾り、その後「トゥモロー・ネバー・ダイ」(97)、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(99)を経て、2002年の「ダイ・アナザー・デイ」まで計4作品でボンド役を務めた。特に「ゴールデンアイ」は冷戦後の新時代にシリーズを見事に適応させた作品として高く評価される一方、最後の「ダイ・アナザー・デイ」はCG過多などの理由からファンの評価が分かれている作品となった。
第6代ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグが21年の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」で15年にわたる役を終えて以来、次期007役は依然として未定の状態が続いている。そんな中、Amazonは先週、長年シリーズをプロデュースしてきたウィルソン&ブロッコリ家との間で、フランチャイズの創造的統制権を完全に掌握する合意に達した。
Amazon CEOのアンディ・ジャシーは米CNBCのインタビューで「素晴らしいフランチャイズであり、大切にしながら長期的に発展させていきたい」と約束。「次世代のためにボンドフランチャイズを育てる機会を得られたことを非常に光栄に思っている」と語っている。
業界関係者によれば、Amazonは新たなジェームズ・ボンド俳優を起用した本格的な映画シリーズに加え、Prime Videoでのスピンオフ企画も積極的に検討しているという。その一環として、ブロスナン演じる「老ボンド」のスピンオフ企画も視野に入れられている可能性があり、ファンの間では期待が高まっている。
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