ルッソ兄弟が「アベンジャーズ」新作2本の上映時間を予告

Netflix映画「エレクトリック・ステート」の宣伝活動中、米Colliderのインタビューに応じたジョー・ルッソ監督は「1作目は2時間半、2作目は3時間になるだろう」と明かした。マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）史上最大のヒットを生み出した名コンビは、4月からロンドンで撮影を開始する予定で、アンソニー・ルッソ監督によれば「それぞれ6カ月ずつの標準的な撮影期間」が予定されている。

注目すべきは撮影方法だ。ジョー監督は「写真が外部に漏れるのを望まないので、かなり厳格に対応している」と述べ、主にスタジオ内での撮影が中心となることを示唆。アンソニー監督も「ロケ撮影についても、情報管理を念頭に場所を選んでいる」と補足した。

「ドゥームズデイ」では、アイアンマン役で知られるロバート・ダウニー・Jr.が、今度は宿敵ドクター・ドゥーム役で電撃復帰することが大きな話題となっている。また新生ファンタスティック・フォーのメンバーとして、ペドロ・パスカル、バネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、イーボン=モス・バクラックの出演が決定している。

クリエイティブ面では、脚本を「アベンジャーズ」シリーズの常連スティーブン・マクフィーリーが担当するが、前2作で共同執筆したクリストファー・マーカスは不在。制作チームは「型破りな」ストーリーラインを構築し、MCUマルチバース・サーガの集大成として期待を集めている。

ただし、登場キャラクターの詳細については、ジョー監督が「劇場に行くまで決して明かさない」と断固とした姿勢を示しており、ファンの期待と好奇心を高めている。

「アベンジャーズ　ドゥームズデイ」は2026年5月1日、「アベンジャーズ　シークレット・ウォーズ」は27年5月7日に全米公開予定。日本での公開も同時期になると見られている。