ファレル・ウィリアムス×ミシェル・ゴンドリーのミュージカル映画が編集段階で製作中止に
2025年2月12日 22:00

人気ミュージシャン、ファレル・ウィリアムスの幼少期を描いたミュージカル映画「Golden(原題)」の製作が中止され、いかなる形でも公開されないこと決定した。米バラエティが第一報を報じた。
「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督のメガホンで、当初は「Atlantis」というタイトルで製作が進められていた。ユニバーサル・ピクチャーズは、今年5月5日の劇場公開を予定していたが、関係者によると昨年の時点で内部的に公開日が延期されていたという。
ウィリアムスとゴンドリーは、バラエティに対して共同で声明を発表した。
ユニバーサルは、ウィリアムスとの長年のクリエイティブ・パートナーシップの一環として本作を制作・資金提供していた。ウィリアムスは「怪盗グルー」シリーズの作曲家兼パフォーマーとしても知られる。しかし、関係者によると、プロデューサー陣とゴンドリー監督の間で本作が構想通りの作品に仕上がらなかったとの合意に至り、製作中止が決定されたという。ギル・ネッター(「しあわせの隠れ場所」)、ウィリアムス、そして彼のクリエイティブパートナーであるミミ・バルデスがプロデューサーを務めていた。
キャストには、ケルビン・ハリソン・Jr.、ハリー・ベイリー、ダバイン・ジョイ・ランドルフ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ジャネール・モネイ、ミッシー・エリオット、クインタ・ブランソン、アンダーソン・パーク、ジャブーキー・ヤング=ホワイトといった、音楽界のスターやアカデミー賞受賞者らが名を連ねていた。
ユニバーサルは本作にすでに費やした約2000万ドルのコストを負担することになるという。同社は、ウィリアムスとの関係を維持するためにこの決断を下したと考えられるが、ここまで制作が進んだ段階で映画をお蔵入りにするのは異例のことだ。ワーナー・ブラザースが「バットガール」や「Coyote vs. Acme」などを税制上の理由で公開中止にした例はあるが、ユニバーサルの場合はクリエイターの意向を尊重する形で制作中止を決断したようだ。
一方で、ウィリアムスの人生をレゴアニメーションで表現した映画「ファレル・ウィリアムス ピース・バイ・ピース」は4月4日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
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