アイザック・アシモフの名作「鋼鉄都市」が映画化
2025年1月31日 09:00

アイザック・アシモフの名作「鋼鉄都市」が映画化されることが決まり、20世紀スタジオが準備を始めていると米Deadlineが報じている。同スタジオは、「それでも夜は明ける」でアカデミー賞を受賞した脚本家ジョン・リドリーを監督・脚本に起用。人気ドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」のチェオ・ホダリ・コーカーが共同脚本として参加する。
1954年に発表された「鋼鉄都市」は、人工知能とロボット工学の基礎を築いたアシモフのロボットシリーズ第1作。人類がドーム都市に閉じこもって暮らす未来の地球を舞台に、ニューヨーク市警の刑事イライジャ・ベイリーが、人型ロボットR・ダニール・オリボーとコンビを組み、スペーサー(宇宙開拓者)殺害事件の謎に迫る。続編「はだかの太陽」「夜明けのロボット」と合わせ、SF界の金字塔として評価されている。
物語の根幹をなすのが、アシモフが考案した「ロボット工学三原則」だ。この原則は現代のAI倫理研究にも大きな影響を与え、人工知能と人類の共生における指針として、70年近く経った今なお活発な議論の対象となっている。近年のAI技術の進展により、人工知能と人間の関係を描いた本作の問題提起は、改めて多くの読者の関心を集めている。
アシモフ作品の映像化は、2004年のウィル・スミス主演「アイ, ロボット」や、高い評価を得ているApple TV+のドラマ「ファウンデーション」シリーズなど、数々の成功例がある。今回の企画では、三部作全体からストーリー要素を取り入れる可能性も示唆されている。
監督を務めるリドリーは、直近でNetflix向けに米国初の黒人女性下院議員を描いた伝記映画「シャーリー・チザム」を完成させたばかり。
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