山田裕貴主演でミステリー大賞2冠「爆弾」映画化! 伊藤沙莉×染谷将太×渡部篤郎も参戦【超特報映像もあり】
2025年1月21日 05:00
日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)、「ミステリが読みたい 2023年版(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で1位を獲得した呉勝浩氏のベストセラー小説「爆弾」が映画化されることになり、山田裕貴が主演することがわかった。1月にクランクインした今作には、伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎が出演。「キャラクター」の永井聡監督がメガホンをとっている。
「爆弾」の幕開けは、「スズキタゴサク」と名乗る一人の謎の中年男が、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行されたことから始まる。彼は霊感が働くと称し、都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるようになる。爆弾の在りかを探す警察と犯人の、取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと、東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する同作は、3月のオールアップを予定している。
主演の山田は、警視庁捜査一課でスズキタゴサクと真っ向から対峙する交渉人・類家に扮する。「素晴らしい監督、キャスト、スタッフの皆さんで日々戦っています。あとは自分がこのキャラクターを捕まえられるか どうか皆様がこんな世の中に真心を持って立ち向かおうと想える希望の作品になりますよう」と意気込んでいる。
また、NHK連続テレビ小説「虎に翼」で社会現象を巻き起こした伊藤は、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田、硬軟自在に様々な役を演じ分ける染谷はスズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事・等々力、説得力のある芝居で映画・ドラマの代表作を幾つも持つ渡部は類家の上司としてスズキタゴサクと交渉する清宮に息吹を注ぐ。
企画・プロデューサーの岡田翔太は、本作について「初めてこの企画を監督に持って行った時、ただ”楽しい”おもしろい”だけじゃない『本物の映画』を届けたい。そうお伝えしました。脚本作りも苦労し、何度も意見を交わし合いながら準備を積み上げ、撮影も日々ハイレベルな議論をしながら進んでいます。断言しますが、私が1枚の企画書と共に想像していた世界を既に超えています。これは凄い作品になる、そんな予感をひしひしと感じます。ご期待下さい」と手応えをにじませている。
なお、今回発表となった超特報映像とファーストルックには、豪華キャストの名と共にスズキタゴサクの名も明記されている。誰が演じるのかも、大きな注目を集めそうだ。
なお、山田、伊藤、染谷、渡部、永井監督のコメント全文は以下の通り。
原作、完璧でした
なんだ、この面白さは…と
この完成形を映画に落とし込み
足りないものはないか、
なにか見落としはないか、
と日々戦っています
性善説、性悪説、語り出したら
キリがないとは思います
環境によって、自分の心の傷によって
人はいくらでも歪んでいく
それを誰かのせいにせず
受け止めて、
乗り越えていけるか…
自分が生きるキャラクターの気持ちに
寄り添ってしまいました
この世を憂い、人を信じすぎ
人に悲しんだ
そして、自分が自分を生きること、
光にも闇にも嘘をつかない
僕が生きるその人は
人から見れば歪んでいるし、強いのかなと
その手が止まらず
本当にあっという間に
読み進めてしまいました。
感情がぐちゃぐちゃになりました。
矢吹と倖田のコンビが
とても好きだったので
倖田を、演らせていただけることが
本当に嬉しいです。
そんなこと
思っている余裕は
本当は全然ないのですが
キャストの皆さんが演じられる
全ての役がどうしても楽しみです。
私はとにかく頑張ります。
私が、すべきことをします。