櫻井海音&齋藤飛鳥、実写【推しの子】への覚悟を告白 「B小町」メンバーはグループに愛情たっぷり
2024年12月19日 23:00
映画「【推しの子】 The Final Act」の前夜祭舞台挨拶が12月19日に丸の内TOEIで行われ、櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、金子ノブアキ、スミス監督が出席した。
「【推しの子】」は、赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏の共同名義で2020年に「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートした大ヒット漫画。伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、芸能界という複雑な世界に躊躇なく切り込む斬新なストーリーが幅広い世代に支持されている。ドラマと映画で展開する実写映像化プロジェクトでは、11月28日からドラマシリーズがPrime Videoで世界独占配信スタート。12月20日から公開となる「【推しの子】The Final Act」では、アクア(櫻井)の復讐の行方が描かれる。
櫻井は、大人気漫画の実写化でドラマ単独初主演&映画初主演を務めた。「感慨深い」と切り出した櫻井は、「撮影していた期間が約1年前。オファーをいただいたのが約2年前になるんですが、その時に感じていたプレッシャーや、これだけの人気作を実写化するということに対しての怖さみたいなものから逃げなくてよかったなと、ここに立ってより強く感じています」と胸中を明かす。そして、「いろいろな方にようやくお届けできることが、なによりうれしい」と観客を前にして喜びを噛み締めていた。
伝説のアイドル・アイ役を演じた齋藤(飛鳥)について、ドラマの視聴者から絶賛の声も見受けられる。齋藤(飛鳥)は「ドラマシリーズを観てくださったすべての方に、お礼を申し上げたい」と感謝しきり。「とてつもない人気の作品ですから、賛否の賛があればうれしいですが、もちろん大きな否はスミスさんをはじめ、スタッフの皆さん、演者の皆さんが覚悟していたと思います。その中でも、星野アイさんは特別。最強で無敵な人を生身の人間が演じるので、撮影期間から今もずっと緊張の糸はやっぱり張り詰められている」と唯一無二の魅力を持つキャラクターを演じる上での覚悟と緊張感を打ち明けながら、「原作者、原作ファン、初めて【推しの子】に触れる方。すべての方に最大限の敬意を持って、誠心誠意、みんなで作り上げてきた作品だと思います。ドラマシリーズでそれが伝わっていたのなら、すごくうれしい。映画でさらにその覚悟が、皆さんになにかしらの形で受け取っていただけるのであれば幸せ」と願っていた。
劇中では、ルビー(齊藤なぎさ)、有馬かな(原)、MEMちょ(あの)の3人がアイドルグループ「B小町」を結成。アイドルとして駆け上がっていく姿を、鮮やかに映し出している。実写版の「B小町」には、オリジナル楽曲として「我ら完全無敵のアイドル!!」「トワイライト」「SHINING SONG」という3つの曲が作られた。「全部の曲が大好き」と声を弾ませた齊藤(なぎさ)は、「SHINING SONG」への思い入れが強いとニッコリ。原も「撮影中のいろいろなことを思い出させてくれる曲。聴いているだけで涙が出そうになってくる曲」だと語ると、あのも「間違いない」と続いた。劇場版で歌われる楽曲となり、そのシーンは「やっていても寂しくなった」そうで、あのは「感極まりながら、3人でやりました」とグループとしての思いがたっぷりと込められていると話していた。
また「我ら完全無敵のアイドル!!」は、「SNSでも踊ってくださっている方がたくさんいる」と喜んだ齊藤(なぎさ)が、「踊っていても楽しい。ジャンプの振りがあって、1曲終わるとすごく息が切れている」と照れ笑い。原は「撮影の時は、『我ら完全無敵のアイドル!!』と『サインはB』を連続して踊った。大変でした」と懐かしそう。さらにあのが「トワイライト」のMVシーンを振り返り、「撮影期間はめっちゃ寒かったことをすごく覚えている。(メンバーを演じる面々とは)会ったばかりだったので、今よりもコミュニケーションがなかった(笑)。でもすぐに仲良くなれた。これからやっていけそうだなと思いながら、MV撮影をしていた」と3人で顔を見合わせるなど、息ぴったりの様子を見せていた。
スミス監督は「映画はアクアとアイ、ルビー、カミキが、一体なにを最後に残すのかというのが一番の見どころ。本当に、エンドロールがめちゃくちゃいい」と自信をのぞかせる中、最後に櫻井は「誠意を持って向き合ってきた。受け取っていただけることがうれしい。観終わった後に、なにか気持ちを動かせたらいいなという思いで作っていた」と改めて今の心境を語り、大きな拍手を浴びていた。
「【推しの子】」のドラマシリーズ(全8話)はPrime Videoで独占配信中。映画「【推しの子】 The Final Act」は12月20日全国公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
舘ひろし、芸能生活50年で初の冠番組がスタート! NEW
【“新・放送局”ついに開局!!】ここでしか観られない“貴重な作品”が無料放送!(提供:BS10 スターチャンネル)
室町無頼
【激推しの良作】「SHOGUN 将軍」などに続く“令和の時代劇ブーム”の“集大成”がついに来た!
提供:東映
サンセット・サンライズ
【新年初“泣き笑い”は、圧倒的にこの映画】宮藤官九郎ワールド全力全開! 面白さハンパねえ!
提供:ワーナー・ブラザース映画
意外な傑作、ゾクゾク!
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“タテ”で映画を観てみた結果…
提供:TikTok Japan
ライオンキング ムファサ
【脳がバグる映像美】衝撃体験にド肝を抜かれた…開始20分で“涙腺決壊”の超良作だった!
提供:ディズニー
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。