大泉洋&堤真一、長尾謙杜のアクションを絶賛! 長尾は「我ながらかっこいい」と自画自賛
2024年12月18日 21:20

大泉洋が主演を務めるアクション時代劇映画「室町無頼」のジャパンプレミアが12月18日、都内で行われ、大泉をはじめ、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一、入江悠監督が出席。雅やかな和装に身を包み、室町時代を生きた人々の熱気を映し出した本作の撮影を振り返った。
垣根涼介氏の歴史小説「室町無頼」(新潮文庫刊)を入江監督が映画化した今作。室町、応仁の乱以前の京。大飢饉と疫病の連鎖で、混沌とした世の中に、風のごとく現れ、巨大な権力に戦いを挑む者たちがいた。日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした蓮田兵衛(大泉)と、彼の元に集結した“無頼ども”の知られざる戦いをドラマチックに描く。

この日は、“剣の達人”として映画で初の本格的な殺陣に挑んだ大泉がまずはシルエットで登場。刀を振り上げて一太刀を浴びせると障子が開き、大泉の姿がお目見えするという粋な演出が用意され、会場からも「おおー!」と大きな歓声が上がった。


ど迫力の熱いアクションも大きな見どころとなっているが、「すごかったですね。私ももちろん頑張りましたが」と切り出した大泉は、「長尾くんはとんでもなかった」と修行に励んで“無敵の棒術”を身に付ける才蔵役を演じた長尾のアクションを絶賛。「脚本を読んだ時から、何ページも、何ページも、長尾くんの立ち回りのト書きが続いていた」と才蔵の激しいアクションがたっぷりと書かれていたそうで、さらに脚本には「以下、ここまでを一連で」と加えられていたという。大泉が「バカじゃないかと(笑) でもあれ、一連でいったよね。びっくりした。大変だったでしょう」とねぎらうと、ワンカットで難易度の高いアクションにトライした長尾は「大変でした。でも完成作を観てみると、我ながらかっこいいなと思いました。自分で言うのもあれですが」とにっこり。

兵衛とは悪友にして宿敵となる道賢を演じた堤も「かっこよかった」と長尾を称え、入江監督は「僕が『OK』と言っても、長尾くんは『悔しいからもう一回やりたい』と言ってくれた」と食らいつくようにチャレンジした長尾に最敬礼だった。
大泉は「そんなに立ち回りの経験がないので、しっかりと稽古をさせてもらった」と特訓した日々を回顧。兵衛と道賢による戦いの撮影は、「僕らは年配の殺陣なので、ちょっとやったらすぐ休憩。監督が『OK』と言ったら、OKです」と話して会場も大笑い。長尾は「お二人の戦いは、すごいなと思いました。貫禄もありましたし、僕は素早く動く感じですが、一つ一つのためや、一つ一つの動きにキレがあってかっこいいなと感じました」と大泉と堤のアクションに惚れ惚れとしていたが、大泉は「我々ははやく動けないというディスりですか!」とクレームを入れ、長尾が「そんなことないです! 一個一個が必殺技。すごくかっこよかったです!」と釈明するなど、丁々発止のやり取りで観客を沸かせた。
すると、入江監督も「重みがある」と年配組のアクションには特別な魅力があるといい、「堤さんには、重たい衣装を着て殺陣をやっていただいた。申し訳ないと思いながらも、時代劇を撮っているという感じがあった」と鮮やかな存在感を披露してくれたことに改めて感謝していた。

アクションに挑む中では、「立ち回りで膝を怪我した」と膝を7針も縫ったと告白して会場を驚かせた大泉。昨年の年末の出来事となり、「昨年の紅白、私は膝が痛かった」と苦笑い。「監督が『迫力のある、すごいシーンが撮れました。ありがとうございます』と言ってくださって。『いやあ、それが撮れたならいいです』と言っていたら、初号を観たらそこがカットになっていましたよ!」とぼやき節をお見舞いした。兵衛が傷だらけになっているシーンのため、「(周囲から)『大泉さん、膝から血が出ていますよ』と言われて、『メイクでしょ』と言っていたんだけど。パッと見たら『メイクじゃないね、これ!』と。肉が見えていた」とキャラクター同様に満身創痍となった50代の挑戦について明かしていた。
「室町無頼」は2025年1月17日から公開。
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