【写真たっぷり】実写「【推しの子】」ワールドプレミアにファン熱狂!櫻井海音「最大限の愛とリスペクトを」 齋藤飛鳥は“出演辞退”を告白
2024年11月18日 13:00
赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏の共同名義による人気漫画で、4年半に及ぶ「週刊ヤングジャンプ」での連載が幕を閉じたばかりの「【推しの子】」を実写化するドラマシリーズ「【推しの子】」(11月28日配信開始)、その続きを描く映画「【推しの子】 The Final Act」(12月20日全国公開)のワールドプレミアが11月17日、ザ・プリンスパークタワー東京のコンベンションホールで行われた。
推していたアイドルの子どもに生まれ変わる「転生もの」として、社会現象を巻き起こした人気作を、Amazonと東映の共同プロジェクトで実写化。ワールドプレミアには、主人公のアクアを演じる櫻井海音をはじめ、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、スミス監督と松本花奈監督が出席した。会場には、約400人の幸運なファンが来場。“推し”カラーに光るペンライトを振り、ライブさながらの熱狂ぶりだった。
大歓声を浴びた櫻井は「クランクインしたのは、ちょうど1年前の今日。やっとお届けできると思うと、泣きそうになりました」と感無量の面持ち。もともと原作の大ファンだといい、「もしも実写化されるなら、アクアを演じさせていただきたいと思っていたので、とても光栄」と振り返り、「現場全体が原作に対する、最大限の愛とリスペクトをもって臨んでいた。再現性を追求する毎日。プレッシャーもあったが、ひとりで戦っているわけではなかった」としみじみ語った。
一方、齋藤は、一度はアイ役の出演オファーを辞退したと告白。「マスコミの皆さんには、ポップに書いてもらえるとうれしんですけど」と前置きし、「素直にやりたくなくて。私がやる必要性ないんじゃないかなって」と率直に語る。それでも「再度オファーをいただき、何を描きたいのか熱意をもって説明いただき、それが狙いなら、私がアイを演じられるかなと思った。相当な覚悟が必要でしたが、ファンの皆さんには、アイドル姿を楽しんでもらえれば」と、出演を決断した理由を明かした。
「クールな役が多い印象もあると思いますが、今回はその正反対」だと語る茅島は、髪型や声のトーンを変えることで、役作りしたと回想。あのも「MEMちょは、性格は正反対」だと語るが、「自分の良さと悪さを、一番理解し表現しているところは、僕も共感しました。MEMちょの気持ちに興味が沸いて、YouTubeを始めたり、いままで感じたことのないことを感じられた」と役柄への思いを語っていた。
斉藤壱護を演じた吉田は、「ちょっと年のいった壱護で、ゴメンね。許してね」とファンに釈明。齋藤との共演を「ほぼほぼ一緒だったのに、二、三言しかしゃべってくれなくて(笑)。最後のほうで、ちょっとだけ笑顔をくれるようになったが、落ち着いていて、内に秘めた情熱も感じた」と振り返ると、齋藤は「その節はすみません」と恐縮していた。
舞台挨拶では、現在23歳の櫻井の“おじさん”ぶりが話題にあがる場面も。共演者たちは、撮影中、櫻井から温泉や焼き鳥、ウイスキーといった渋い話題ばかり聞かされたと明かした。当の櫻井も「B小町のメンバー(齊藤、原、あの)から、おじさん扱いされるぐらいので、きっとそういう部分がある」と認めると、あのは「ジジイじゃねえかよって思いました。中身がおっさん」とツッコミを入れていた。
「【推しの子】」のドラマシリーズ(全8話)は、第1~6話が11月28日午後9時から、第7・8話が12月5日午後9時から、Prime Videoで世界独占配信(視聴には会員登録が必要)。映画は12月20日より全国公開。ワールドプレミアに出席したキャストと役どころは、以下の通り。
アイの熱烈なファンであり出産時の担当医であった雨宮吾郎(演:成田凌)が、アイの息子として転生した。ルビーの双子の兄。母親であるアイを殺した犯人を見つけ出すため、芸能界に足を踏み入れる。
苺プロダクション所属アイドルグループ初代「B小町」不動のセンター。天性の輝きを持つ伝説のアイドル。20歳の誕生日当日に予定されていた東京ドームでの公演の当日、ストーカーに命を奪われる。
アイの熱烈なファンでゴローの患者であった天童寺さりな(演:稲垣来泉)が、アイの娘として転生した。アクアの双子の妹。亡き母であるアイのようなアイドルになることを目指し、「B小町」を結成する。
元・天才子役の女優。ルビー、MEMちょと「B小町」を結成する。
劇団「ララライ」所属の女優。真面目で努力家な性格。アクアに恋心を抱く。
人気インフルエンサー。ルビー、かなと「B小町」を結成する。
芸能事務所“苺プロダクション”初代社長。アイを見出し、スターとして育て上げた敏腕マネージャーでもあり、アイの子ども、アクアとルビーが産まれる際もさまざまな面でサポートをする。
斉藤壱護の妻であり苺プロダクション現社長。アイ亡き後に母親代わりとしてアクアとルビーの世話をするだけでなく、同事務所に入所した彼らを所属タレントとして面倒をみる立役者。
幼きアクアの演技の才能を見抜き、芸能界にスカウトしたキーマンである映画監督。成長したアクアとも交流を続けており、アクアの“ある目的“のために陰ながら助力する。
劇中ドラマ「今日は甘口で」、劇中の恋愛リアリティーショー「今からガチ恋始めます」のプロデューサーで、アイの過去を知っている。
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