“トム・ハンクス作品”がParamount+で続々配信! 「フォレスト・ガンプ」「キャスト・アウェイ」「ターミナル」など
2024年10月31日 12:00
誠実で親しみやすい人柄と名演の数々から、アメリカのパパ(America’s Dad)の愛称で人気を博す名優トム・ハンクス。40年以上のキャリアを持ちながら、今なお第一線で映画界を牽引しつづけるトム・ハンクスの出演作品が、Paramount+で続々と配信中だ。本記事では、配信中、またはこれから配信がスタートする“トム・ハンクス作品”を一挙に紹介する。
知的発達に遅れがあるものの、純粋で誠実な心を持つフォレスト・ガンプ(演:トム・ハンクス)がアメリカの歴史や文化の中で、偶然や運命に導かれながらも真っ直ぐに生きる姿を描いた物語。
ベトナム戦争やウォーターゲート事件、アップル社の台頭などアメリカの歴史的な出来事に偶然関わる数奇な人生を送る中で、最愛のジェニーと出会い無条件の愛を育む姿は今なお世界中を感動させ、劇中の「人生はチョコレートの箱のようなものだ、開けてみるまで分からない」という台詞は映画史に残る名シーンとして語り継がれている。
自然体で飾らないハンクスの演技は世界中で評価され、前年の「フィラデルフィア」に続き、2年連続アカデミー賞主演男優賞受賞という快挙を成し遂げた。多くの映画ファンが“一度は観るべき作品”に挙げる名作だ。
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を舞台に、キャプテン・ジョン・ミラー(演:トム・ハンクス)率いるアメリカ軍レンジャー部隊がジェームズ・フランシス・ライアン二等兵(演:マット・デイモン)の救出ミッションに挑む物語。
「JAWS ジョーズ」や「ジュラシック・パーク」で知られるスティーブン・スピルバーグが手掛ける本作は、弾丸が飛び交う混沌とした戦場をドキュメンタリー作品のように描写し、戦争の恐怖と混乱をリアルに描き、第71回アカデミー賞では11部門にノミネート。仲間を失いながらも進んでいくキャプテン・ミラーを演じたハンクスは戦争の残酷さ、命の価値、過酷な現実を観客に突きつける人間味溢れる芝居で同賞の主演男優賞に4度目のノミネートを果たした。
多忙な生活を送るビジネスマンのチャック・ノーランド(演:トム・ハンクス)が飛行機事故によって無人島に漂着し、極限の孤独と戦いながら生き抜く姿を描いたサバイバルドラマ。
水や食料がほとんどない無人島で、チャックは自力で火を起こし、魚を捕まえ、自然の中で生きる術を模索していく。過酷な無人島での生活で次第に精神的にも追い詰められていくが、島に流れ着いたバレーボールに顔を描き「ウィルソン」と名付けて擬似的な友人として会話することで孤独な生活を乗り越えていく。
本作のほとんどがハンクス一人の演技で進行。チャックの孤独や絶望、葛藤をリアルに感じさせるハンクスの演技が評価され、自身4度目となるゴールデングローブ賞主演男優賞を獲得した。
1960年代のアメリカを舞台に、わずか16歳で詐欺の世界に飛び込んだ実在の詐欺師フランク・アバグネイル(演:レオナルド・ディカプリオ)の半生を基にした物語。
フランクは偽のパイロット、医者、弁護士などに成りすまし、次々と大胆な詐欺を行いながらFBI捜査官カール・ハンラティ(演:トム・ハンクス)に追われる人生を歩む中で、家族との関係や自分自身の居場所を探す深い人間ドラマが描かれる。
フランクのカリスマ性と脆さを表現するディカプリオと、職務に忠実でありながらも人間味を感じさせるキャラクターを見事に演じるハンクスの間で繰り広げられる軽快なテンポとユーモア溢れるやり取りが最大の見どころだ。
ニューヨークJFK国際空港に降り立った東欧のクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー(演:トム・ハンクス)の物語。
突然発生したクーデターによって祖国が事実上消滅し、パスポートも無効になってしまったため帰国することもアメリカに入国することも禁止されてしまったビクターは、言葉も通じない空港ターミナルでの生活を始める中で空港のスタッフや旅行者たちと出会い友情を築いていく。
文化の壁を越えて友情を育むビクターの可愛らしいキャラクターと逆境に負けずに前向きに生きる姿は多くの観客に感動を与える一方、空港での最低限の生活を確保するために不器用ながらも奮闘する姿もコミカルに描かれ、笑いあり涙ありの名作として今なお愛され続けている。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
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奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
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