「ちょっと悔しいけどやっぱり面白いな…」と山下敦弘監督、堀内友貴監督「お祭りの日」に熱いコメント
2024年10月30日 18:00
堀内監督は、前作「明ける夜に」で大人になれない若者たちの夏の終わりをシュールな会話劇で描き、東京学生映画祭、田辺・弁慶映画祭などで多数の賞を受賞した“新時代の会話劇映画の作り手”と評されている。新たな夏の映画となる「お祭りの日」は、お祭りの日に、お祭りに行かない人たちの5つの物語からなる群像劇だ。
堀内監督が敬愛し、映画の道を目指すきっかけとなった山下敦弘監督は「堀内監督の映画を観ていると、背伸びして必死で映画を作り始めた、あの頃の自分が恥ずかしくなるくらい落ち着いていて、大人っぽくて品があるなぁ、と思ってしまう。そのくせ無邪気に映画で遊んでる感じもあって、ちょっと悔しいけどやっぱり面白いな…。そんなことを思いました。早く次の映画が観たい」とコメント。
キングオブコント2021で優勝した空気階段の水川かたまりは「狂熱と寂しさがやってくるような、みぞおちがキューっと焼かれるような、昔見た絵葉書のような作品でした。もう夏が待ち遠しい」とし、シュールなネタが人気のお笑いコンビかが屋の加賀翔は「さなぎの中を見せてもらうような、固まっていない人たちの若く青い面白さが詰まっている映画でした。観始めた瞬間から物語の中に流れる時間感覚がありありと伝わってきて驚きます、面白いです!」とコメントを寄せている。
本作主演の米良まさひろは、松尾スズキ作・演出の「ふくすけ」に出演し、その特異で、愛すべきキャラクターが脚光を浴びた。そのほか五十嵐諒、花純あやのに加え、「あの群青の向こうへ」「モダンかアナーキー」など話題作への出演が続く斎藤友香莉、声優としても活躍する須藤叶希、主演作「これらが全てFantasyだったあの頃。」が第46回ぴあフィルムフェスティバルに入選した塚田愛実ら注目の若手俳優陣が共演し、堀内監督自身も出演している。
田辺・弁慶映画祭ディレクターの掛尾良夫氏は「さまざまなエピソードが連環し最後で一つに収斂する。『ナイト・オン・ザ・プラネット』を彷彿する同時多発的展開から『ナッシュビル』のクライマックスへとスライド。バラバラにちりばめられたピースがピタッとはまる気持ちよさ。それでいて作為が感じさせない自然体が堀内監督の魅力である」と評している。
なおポスタービジュアルは、Netflixドラマ「極悪女王」にデビル雅美役として出演し話題の根矢涼香がイラスト、映画「とりつくしま」が上映中の映画監督・東かほりがデザインを手がけた漫画風のポスタービジュアルとなっており、キャッチコピーは“今年の花火は誰と見ましたか?”となっている。
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