とりつくしま

劇場公開日:

とりつくしま

解説

長編デビュー作「ほとぼりメルトサウンズ」で注目を集めた東かほりが監督・脚本を手がけ、自身の母でもある作家・東直子の小説「とりつくしま」を映画化。

人生を終えた者の前に現れて「この世に未練があるなら、なにかモノになって戻ることができる」と告げる“とりつくしま係”。夫のお気に入りのマグカップになることを決めた妻、大好きな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、野球の投手である息子を見守るため試合で使うロージンになった母など、人生の最後にモノとなって大切な人の近くで過ごす人々の姿を描き出す。

物語で重要な役割を果たす“とりつくしま係”を小泉今日子が演じるほか、「めためた」の橋本つむぎ、「よこがお」の小川未祐、「ドーナツもり」の中澤梓佐、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の新谷ゆづみが共演。ロックバンド「インナージャーニー」が主題歌としてオリジナル楽曲を提供。

2024年製作/90分/日本
劇場公開日:2024年3月30日

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映画レビュー

5.0もしかしたらありえるかもしれない、物にとりつくということ。

2024年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

オムニバス4話からなる物にとりつくお話し。
近くにいても届かない、怖いような切ないような、でもリアルでもあるように思う。
心にぐっときて、泣きながら鑑賞していました。
「青いの」は、 原作より登場人物が多くてたのしい。そこも、とある街の日常感を感じてよかった。「青いの」のオチが理解できない人もいるのかもしれないが(かなりわかりすくはある)最後わかった瞬間、はっとした。女性のふたりのコンビとくに好きです。
全話すばらしく心に残る映画。

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nota

2.0いしやきいも

2024年3月31日
Androidアプリから投稿

楽しい

幸せ

死んだ際にこの世に未練があり何かにとりつこうとする気配がある人が導かれる「とりつくしま係」の部屋で、自分が何にとりつくかを決めて現世に戻った魂たち視点でみせる4つの話。

「トリケラトプス」
もうすぐ結婚2年を迎えるある日、ピルクルをチャージしようとして車に轢かれて亡くなった女性が、ダンナのマグカップになる話。
あざとい女へのツッコミがお見事で、楽しく切なく面白かった。

「あおいの」
幼稚園児ぐらいの子が公園のあおいのになる話。
子どもということもあり、そりゃあ恋愛がなんちゃらや、夫婦がなんちゃらはわからんよね…という感じで、リアクションのない部分が多く、ちょっとミスったんじゃない?

「レンズ」
孫にあげたカメラのレンズになったおばあちゃんの話。
その展開は確かに想定外だよねwという感じで面白かったしほっこりだけど…おばあちゃんの妄想シーンはちょっと違う様な。

「ロージン」
少年野球で投手をつとめる息子を持つ母親が、ロージンバッグになる話。
ロージンて個人持ちじゃないし、それならグローブとかユニフォームとか、全部みたいなら球場施設の何かとかの方が思いつきそう…まあユニークだし母親らしい感じは良かったけど。

尺的にも長いトリケラトプスがやっぱり1番面白かったし良く出来ていた印象。

そういえば、途中イントネーション変わってなかった?

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Bacchus

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