「ONE PIECE FILM RED」あらすじ・キャスト・トリビアまとめ
2024年10月13日 19:00

2022年の日本公開映画最大のヒット作となった人気アニメの劇場版15作目「ONE PIECE FILM RED」が、10月13日午後7時からフジテレビ系で本編ノーカットにて地上波初放送されます。映画.comでは、本作のあらすじ、キャスト情報のほか、シリーズ最大のヒットとなった要因について解説します。
1997年より週刊少年ジャンプで連載が開始された尾田栄一郎による人気コミック「ONE PIECE」。単行本は、11月1日に記念すべき110巻が発売されますし、テレビアニメは2021年に1000話という大台を突破しています。本作では、尾田氏自らが総合プロデューサーを務め、最終的な興行収入が203.4億円、国内観客動員数は1474万人というシリーズ歴代最高記録を達成しました。
監督は、「コードギアス」シリーズなどで知られ、OVA「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」も手掛けている谷口悟朗で、「ONE PIECE」劇場版の監督は初となりました。脚本は、「LIAR GAME」シリーズや「キングダム」シリーズ、「ゴールデンカムイ」など、漫画原作の実写映画化作品に定評がある黒岩勉。「ONE PIECE」は、前々作「ONE PIECE FILM GOLD」の脚本も担当しています。


ロロノア・ゾロ:中井和哉
ナミ:岡村明美
ウソップ:山口勝平
ヴィンスモーク・サンジ:平田広明
トニートニー・チョッパー:大谷育江
ニコ・ロビン:山口由里子
フランキー:矢尾一樹
ブルック:チョー
ジンベエ:宝亀克寿
シャンクス:池田秀一
ウタ(ボイス):名塚佳織
ウタ(歌唱):Ado
ゴードン:津田健次郎
エボシ:山田裕貴
ハナガサ:粗品(霜降り明星)
カギノテ:せいや(霜降り明星)
サニーくん:桑島法子
ロミィ:新津ちせ
ヨルエカ:梶 裕貴

国内興行収入203.4億円という邦画歴代の興収ランキング4位の数字を叩き出した「ONE PIECE FILM RED」。尾田氏が総合プロデュースを務めるのは、12作目の「ONE PIECE FILM Z」、13作目の「ONE PIECE FILM GOLD」に続いて3度目となりましたが、やはり生みの親である原作者が指揮官を務める作品は、毎回期待値が高いようです。
これまで、劇場版「ONE PIECE」で興行成績ナンバー1だった作品も、尾田氏プロデュースの「~FILM Z」。実際に、隅々まで尾田氏が目を光らせた本作は、「ONE PIECE」ファンはもとより、キャストやスタッフ陣の心をも大いに揺さぶりました。

脚本の黒岩さんは、尾田さんや谷口悟朗監督と話し合いながら本作の物語を手掛けました。ファンの期待に応えてくれた内容については尾田氏も「脚本、素晴らしい!」と太鼓判を押していました。また、本作のワールドプレミアでは、主人公・ルフィ役の声優・田中真弓が、「長く続く『ONE PIECE』ですが、毎回この手があったかと驚かされます。今回も見たことのないものが出来上がっているのでぜひ見届けてください」と、自信をもってアピールしていたことも印象深かったです。

ウタというのは、劇場版のオリジナルキャラクターで、ボイスキャストとして声優の名塚佳織が、歌唱キャストとしてAdoというWキャストでいったことが功を奏しました。特に「うっせぇわ」で大ブレイクした令和の歌姫Adoの歌声が作品の肝に。Adoは顔出しをせずに活動していますが、まさに素性のわからなかったウタという役柄や“別次元”の声という部分で、役とかなりシンクロします。
また、ウタの楽曲を、尾田氏とも交流が深い中田ヤスタカ作詞作曲による主題歌をはじめ、劇中歌6曲をMrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦基博という総勢7組の豪華アーティストが手掛けています。とても贅沢なコラボレーションとなり、映画ファンだけではなく音楽好きのハートをも鷲掴みしました。

本作が公開されたのは、コロナショックがようやく落ち着いてきたとはいえ、まだまだ予断の許さない時期だった2022年。そんな中で公開された「ONE PIECE FILM RED」は、SNSにおいて、映画館で“体感”すべき”映画だという感想が一気に拡散されました。
コロナ禍でネット配信の映画やドラマを見る層が激増した一方で、逆に“ライブ感”を渇望する声も増えていった時期です。同じ映画ファン同士で、誰かと作品を共有したいという欲求も高まっていく中、楽曲が充実した本作は、音響設備の良い映画館で見たいという声が多く上がり、公開後のアンコール上映や、ファン待望の“声出しOK”の応援上映も大盛況に。

リピーターはもちろんのこと、普段なら映画館に足を運ばなかった若年層の反響も大きかったです。特に記憶に残っているのが、およそ1年ぶりのアンコール上映で、週末3日間で動員12万2000人、興収は1億5900万円を挙げ、興行ランキング首位に返り咲いたことです。業界でも騒然となりましたが、まさにコロナ禍で大打撃を受けていた映画館にとっては救世主的作品となりました!
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