「大きな玉ねぎの下で」特別映像&オンライン限定ビジュアル公開 伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海ら追加キャストも発表
2024年10月2日 18:00
本作は、デビュー40周年を迎えた人気ロックバンド「爆風スランプ」が1985年に発表したヒット曲にインスパイアされた物語。「大きな玉ねぎの下で」はペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様を綴ったバラードソングで、「大きな玉ねぎ」は日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指している。
映画で描かれるのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。SNSで簡単に繋がれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観と、令和と平成の2つの恋が交錯することも見どころとなっている。監督は「彼女が好きなものは」「アイミタガイ」(11月1日公開)の草野翔吾。脚本は「東京リベンジャーズ」などを手掛けた高橋泉が担当した。
夜はバー、昼はカフェになる「Double」で働く丈流(神尾)と美優(桜田)。2人を繋ぐのは、連絡用のバイトノートだけ。最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになっていく。お互い素性を知らないまま、2人は「大きな玉ねぎの下」(武道館)で初めて会う約束をする。一方、あるラジオ番組では30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋が語られていた。
追加キャストとして発表されたのは、1989年の平成初期を舞台に、手紙を通じて描かれる“もう1つの恋”を担う4名。「湯を沸かすほどの熱い愛」で第31回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞し、その後も「空白」「さがす」「世界の終わりから」などの話題作に出演する伊東が演じるのは、秩父に住む高校生・池尻今日子役。本作では病気を患い辛い日々を送りながらも、当時ペンフレンドと呼ばれた文通相手に淡い想いを寄せる女子高校生を好演。本作について「好きな人が選んでくれた便箋と封筒、書いた文字、言葉や行間、どれも手紙ならではの宝物だと思います。この映画が私たちから、皆さんへの『お手紙』になってくれれば嬉しいです」とコメントを寄せた。
「モエカレはオレンジ色」やドラマ「リビングの松永さん」「柚木さんちの四兄弟。」などに出演し、シンガーソングライターとしても活動する藤原は、三浦に住む男子高校生・虎太郎役。親友・大樹に頼まれて手紙を代筆するうちに文通相手に恋してしまう役どころだ。「ハピネス」で初主演を飾った窪塚は、虎太郎と同じ放送部に所属する府川大樹役で出演。本作では親友・虎太郎を振り回すお調子者なキャラクターに扮する。
藤原と窪塚は3回目の共演となり、藤原は「大樹を演じるのが愛流で本当に良かったです!」「僕と愛流だからこその、虎太郎と大樹の関係性も築けたと思います」と信頼を寄せ、窪塚も「親友役が大祐と聞いたときは、嬉しくてガッツポーズしてしまいました。大祐の唐突に仕掛けてくる芝居が大好きです」と喜びを語った。
「きさらぎ駅」やドラマ「ブラッシュアップライフ」などに出演した瀧は、今日子の親友・谷崎明日香役を担う。明日香を時に優しく、時に力強く支える親友を演じた瀧は、「実は、今回80年代のヤンキー少女 を演じるために昔のヤンキー作品を観て研究しました」と明かし、「人情味溢れる明日香を演じるのはすごく良い時間でした」と振り返った。
映像では、令和と平成、2つの時代を舞台に淡く切ない恋模様が描かれる。1989年、顔も知らないペンフレンドに、大切な想いを1文字1文字に込めながら言葉を綴る今日子と虎太郎。スマートフォンもなければSNSもない時代に“手紙”で距離を縮めていくが、住んでいる場所の違いや今日子の病気など様々な困難が立ちはだかる。そして、2024年。同じ場所でバイトしているが、シフトの違いで会ったことのない丈流と美優。2人を繋ぐのは業務連絡用の“バイトノート”のみ。“言葉のやり取りを交わしていくうちに惹かれ合うものの、あと一歩が踏み出せない2人の姿が描かれる。
オンライン限定ビジュアルには、夕日に染まる海辺を背景に背を向けあう丈流と美優の姿が切り取られ、「恋にスランプはつきもの」というコピーがすれ違いや一筋縄ではいかない展開を予感させる。
「大きな玉ねぎの下で」は2025年2月7日公開。伊東、藤原、窪塚、瀧のコメント全文は以下の通り。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
トラップ NEW
【神設定】ライブ会場“全体”が殺人鬼を捕えるための罠、そして殺人鬼は自分! どう脱出する?
提供:ワーナー・ブラザース映画
レッド・ワン NEW
【「ホーム・アローン」級“Xmas映画の新傑作”誕生か】悲報!サンタ誘拐!Xmas中止のお知らせ!
提供:ワーナー・ブラザース映画
八犬伝
【90%の観客が「想像超えた面白さ」と回答】「ゴジラ-1.0」監督も心酔した“前代未聞”の渾身作
提供:キノフィルムズ
追加料金ナシで映画館を極上にする方法、こっそり教えます
【利用すると「こんなすごいの!?」と絶句】案件とか関係なしに、シンプルにめちゃ良いのでオススメ
提供:TOHOシネマズ
ジョーカー フォリ・ア・ドゥ
【ネタバレ解説・考察】ラストの意味とは? “賛否両論の衝撃作”を強烈に観たくなる徹底攻略ガイド
提供:ワーナー・ブラザース映画
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。