鈴鹿央士&松本穂香が月9初主演「嘘解きレトリック」10月7日スタート 「ガリレオ」スタッフが人気コミックを実写化
2024年8月26日 15:00
原作は、「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年から18年まで連載されていた都戸利津氏の同名コミック(全10巻)。累計発行部数は100万部を超え、原作ファンの間では実写化を望む声も多くあがっていた。
ドラマ版では「ガリレオ」シリーズ(07~22)で演出を手掛けた西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘氏がタッグを組み、昭和初期という時代設定のもと、異色の男女コンビが難事件に挑むレトロ・ミステリーを描く。演出には永山耕三(「シャーロック」「モンテ・クリスト伯 華麗なる復讐」)、鈴木雅之(「マスカレードホテル」シリーズ、「HERO」シリーズ)も名を連ね、脚本は武石栞、村田こけし、大口幸子が担当する。
物語の舞台は、昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(うらべ・かのこ/演:松本)だったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(いわい・そうま/演:鈴鹿)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れる。
今作でゴールデンプライム帯・連続ドラマ初主演を飾る鈴鹿が演じるのは、やたら鋭い観察眼を持つ、借金まみれの貧乏探偵の祝左右馬。家賃も払えず、日々の食事は行きつけの小料理屋でタダ飯を食べさせてもらっているほどの貧乏暮らしをしているが、推理とハッタリの能力に長けている。鹿乃子の能力ではわからない“人がウソをついた理由”まで考慮して推理し、左右馬と鹿乃子は互いの足りない部分を補い合いながら難事件を解決していく。
鈴鹿は「推理して事件を解決していく面白さもありますが、“信用”や“信頼”など、人と向き合うなかで大切なことが描かれています」と見どころを語り、「左右馬のセリフには考えさせられ、心が動く瞬間が僕自身読んでいてあるので、丁寧に演じていきたい」と意気込みを寄せた。
「JOKER×FACE」(19)以来のフジテレビ連続ドラマ主演となる松本は、人のウソを聞き分ける能力を持つ浦部鹿乃子役を担う。物心ついたころから、その能力のせいで故郷の村人から気味悪がられ、追われるように村を出た鹿乃子。自分のことを誰も知らない場所で力を隠して生きようと決めた鹿乃子だったが、左右馬の助手となり、自分の居場所を探していく。
松本は、「自分の個性を受け入れられなかった鹿乃子が、先生たちとの出会いによって少しずつ自分自身と向き合い、自分の道を見つけていく姿を丁寧に演じていけたら」と話し、「原作に忠実に、漫画の鹿乃子たちを参考にさせていただきながら、ドラマでも、あのほんわかとした空気感を大切にしていきたい」とコメントを寄せた。
「嘘解きレトリック」は、10月7日から毎週月曜午後9時から放送。初回放送は15分拡大となる。原作者の都戸氏、鈴鹿と松本、鈴木プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
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