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齊藤工・企画×「MONDAYS」「14歳の栞」竹林亮監督 児童養護施設の日常に密着した「大きな家」予告&本ビジュアル

2024年8月22日 12:00

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「生きてきた。つよく。この先も。」
「生きてきた。つよく。この先も。」
(C)CHOCOLATE

齊藤工が企画・プロデュース、「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」「14歳の栞」の竹林亮が監督を務め、児童養護施設に密着した「大きな家」の予告編(https://www.youtube.com/watch?v=QbvwfJB59m0)と本ビジュアルがお披露目された。あわせて、主題歌がハンバート ハンバートのオリジナル楽曲「トンネル」に決定。12月6日から先行公開、同月20日に全国公開される。

企画の始まりは、齊藤が、約4年前に訪れたとある児童養護施設。齊藤は、「貴方(あなた)もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりの子どもの目が忘れられなかったと語る。

そして、中学2年生の1クラス全員に密着した青春リアリティ映画「14歳の栞」を見た齊藤が、内容だけではなく、子どもたちに第一に配慮した上映方法やその姿勢に感銘を受け、旧知の仲だった竹林監督に本企画を相談し、プロジェクトがスタート。齊藤が個人的に訪問を重ね、信頼関係を築いてきた施設に密着する貴重な機会を得た。竹林監督も撮影期間に入る前から何度も定期的に施設を訪問し、子どもたちと交流しながら、彼らの思いや葛藤、そして成長を記録した。

予告編で映し出されるのは、児童養護施設で暮らす子どもたちの「一緒に暮らしている他人」「ここは家とは言わないもん」の言葉に反して、血のつながりのないほかの子どもや職員と日々を過ごす、まるで家族のような日常だ。

離れて暮らす両親への思い、生活を身近で支える職員との関係、学校の友だちとの距離感、施設を出たあとの暮らし。「みんなが思ってる普通と『ここ』の普通って違うんで、どう生きていけばいいか」という言葉もあるが、“ふつう”の日常のなかで、子どもたちの感情や、未来へと一歩を踏み出していく姿がおさめられている。「子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました」(漫画家・松本大洋)、「会ったこともないのに、大切な人が増えてしまった」(テレビプロデューサー・上田遼平)など、作品へのコメントも切り取られている。

イラストレーターのエイドリアン・ホーガン
イラストレーターのエイドリアン・ホーガン

本ビジュアルは、劇中での子どもたちの日常をイラスト化したもの。友だちと遊ぶシャボン玉や趣味のカメラ。山登り、部活の野球、初めて結ぶネクタイ。オーストラリア出身で東京を拠点に活動するイラストレーターのエイドリアン・ホーガンが、温もりのあるタッチと鮮やかな色彩で、子どもたちの持つ繊細さと力強さを描いている。

大きな家」は、12月6日から東京・渋谷パルコ8F ホワイト シネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマで先行公開。同月20日より全国で順次公開される。なお本作は出演者のプライバシー保護のため、配信・レンタルは予定しておらず、劇場上映でのみ公開予定。竹林監督、齊藤、ハンバート ハンバートのコメント(全文)は、以下の通り。


竹林亮監督
画像3

この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは、様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。僕たちは、この映画を、出演してくれた皆のこれからの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。彼らがもし、将来生きることに苦労するようなことがあった時に、またこの作品を見て、生きる力を呼び覚ますような存在になってほしい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。この映画を観てくださる方々には、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠れているのを目撃していただきたいです。同じ地域に暮らしているが、知っているようで、知らなかった葛藤を映画の主人公である子どもたちや職員の方々と共に感じ取り、感情を共有することで、より深く関心を持つための入り口として果たせる役割があるのではと考えています。


齊藤工(企画・プロデュース)
画像4

試写が始まり、多くの反響を頂き、偶然から始まった本作が形になる事は必然になりつつあると実感しています。同時に皆様に制作の動機を聞かれる事も多く、この場を借りて改めて簡潔にお伝えさせて頂くと、約4年前に1日限りのイベントのスタッフとして訪れたとある児童養護施設の子が、帰り際に何とも言えない表情で私達大人を見ていました。「貴方(あなた)もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりのその目が忘れられず、時折、個人的に施設にお邪魔していました。“質より量”と言う表現は相応しく無いですが、「大きな家」を見てもらえたらわかると思いますが、彼ら彼女らと接するには、“会う回数”がモノを言う気がしました。元々は知らないおじさんである私に、徐々に色々な話をしてくれる子どもたちのこれまでの物語や、施設での日々を、多くの人に知ってもらいたいと願った矢先に竹林監督の「14歳の栞」という、劇場のみでの上映で被写体のプライバシーを守るという誠実な映画に出逢い、本作の企画が始まりました。

ハンバート ハンバートさんが「トンネル」という素晴らしい楽曲で、子どもたちや職員方、そして我々製作陣までも包み込み、光の方へ導いて下さり「大きな家」は完成致しました。

本作は“被写体ファースト”で非商業的な特殊な上映を目指しているのもあり、作品に共鳴して下さった方々のサポートを必要としています。

どうぞお力をお貸し下さい。


■ハンバート ハンバート
画像5

大きな家に暮らす子どもたちや職員の皆さんの表情が、言葉が、余計な意味づけされずにそのまま手渡される。見終わった時には、説明できない気持ちで胸がいっぱいになる。なんだか分からないけど涙があふれてくる。説明できないところが、この映画の誠実さなのだと思いました。登場する人たちのこんな空気を捉えられるまでには、映画チームのどんなにか丁寧なコミュニケーションがあったのだろうと思います。(佐野遊穂)

依頼をいただき映像を見せてもらい、子どもたちを追うカメラの自然で淡々とした姿勢に感銘を受け快諾しました。どんな曲をと考えていたときに、あの曲がぴったりじゃない?とうちのスタッフから提案されたのが「トンネル」です。映像を見る前に作った曲なのに歌詞やメロディが彼らの姿と重なり、これしかないと思いました。そんなわけで曲が決まり、竹林監督からの要望をアレンジに取り入れ、映画の最後の1ピースとなるべく完成しました。(佐藤良成)

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