「アンナチュラル」「MIU404」「ラストマイル」 世界線が交差する3作品のあらすじ・キャラクターまとめ【映画の予習に】
2024年8月16日 11:00
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差するオリジナル映画「ラストマイル」が、8月23日から公開される。この記事では、過去のドラマ2作品のあらすじ、「ラストマイル」に参戦するキャラクター・キャストの情報をご紹介。「ラストマイル」鑑賞前の予習用に、ぜひ役立ててほしい。
「ラストマイル」では、法医学ミステリー「アンナチュラル」、機捜エンタテインメント「MIU404」を手がけた塚原あゆ子監督、脚本家・野木亜紀子、新井順子プロデューサーが再タッグ。同じ世界線上で物語が展開する“シェアード・ユニバース作品”となっているため、「アンナチュラル」「MIU404」のキャラクターが、「ラストマイル」にも登場し、事件解決のため協力する、胸アツ展開が予想される。なお「アンナチュラル」のキャラクターが「MIU404」に登場するなど、ドラマにも作品間のリンクがあった。
物語の舞台となるのは、日本に新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」。現在、“不自然な死”(アンナチュラル・デス)と判断された遺体の8割以上が解剖されないまま、適当な理由をつけられ、荼毘に付されるともいわれている。そんな状況を変えるため、年間約400体にものぼる遺体が運び込まれる同研究所で、170人ほどしか登録がない法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)が、クセの強いメンバーたちとともにメスを握り、死因究明に奔走する。
UDIラボに所属する法医解剖医。無理心中で家族を失った過去があり、人の「生の権利」が脅かされることに猛烈に反発する。この世に美しい死はなく、死んでしまえば終わりだと考えている。
UDIラボに所属する法医解剖医。態度が悪く口も悪いため、チームを組む臨床検査技師がすぐに辞め、記録員もいないまま。目的のためには手段を選ばず、ミコトとしばしば衝突する。8年前、日彰医大の法医学教室にいた時に、何者かに殺害された恋人・糀谷夕希子(橋本真実)の解剖を担当。犯人は捕まっておらず、夕希子と同じく口のなかに“赤い金魚”の印がある遺体を探すために、国内の不自然死の情報が集まるUDIラボで働いている。
6年前、UDIラボにバイトとして雇われていた新人。現在は東央医大の研修医で、UDIラボで“三澄班”の記録員として働いている。医者一家の三男坊で、三浪した挙句に三流医大に入ったが、情熱を傾けられないまま、いまに至っている。実はUDIラボの内部事情を探るため、週刊誌の編集者・末次康介(池田鉄洋)に送りこまれたのだが、徐々に法医学の世界に興味を抱くようになる。
UDIラボに所属する“三澄班”の臨床検査技師。好き嫌いが激しく、嫌いな人とはなるべく関わりたくないがゆえ、中堂とはほとんど口を利かないが、それ以外の人には遠慮がない。ミコトとは、かつて所属していた監察医務院時代から面識があり、互いに気の合う同僚。
フォレスト葬儀社に勤務。UDIラボに遺体を運ぶ。中道から金を受け取り、“赤い金魚”らしき印がある遺体を探している。
UDIラボに所属する“中堂班”の臨床検査技師。中堂の暴言に怯えながら働いている。
西武蔵野署所属の刑事。UDIラボに解剖依頼を行う。いつも毒を吐く中堂を目の敵にしている。「MIU404」にも登場しており、「ラストマイル」では、「MIU404」の刈谷貴教刑事(酒向芳)とバディを組む。
西武蔵野署所属の刑事。毛利の部下としてコンビを組んでいる。
ミコトの義理の母親。家族を失った幼いミコトを引き取り、我が子のように育ててきた。法法律事務所で弁護士として勤務。
UDIラボの所長。公益財団法人であるUDIラボの財政は、警察庁と厚労省の補助金に準拠する部分が大きいため、いつ潰れてもおかしくないと、常に危機感を持っている。自由過ぎるメンバーに翻ろうされがち。
物語の中心となるのは、警察内部で“何でも屋”と揶揄されながらも、犯人逮捕に全てを懸ける初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊(機捜)」。普段は覆面パトカーで地域をパトロールし、110番通報があれば事件現場に急行、迅速に初動捜査を行う。勤務は24時間制で、次の当番勤務は4日後。初動捜査で事件が解決できない場合は専門の課に捜査を引き継ぎ、継続捜査は行わないため、24時間というタイムリミットのなかで、解決を目指すさまが描かれた。
なおタイトル「MIU404」の「MIU」とはMobile Investigative Unit(機動捜査隊)の頭文字であり、「404」は綾野剛と星野源が演じる機動捜査隊員ふたりを指すコールサイン。
警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員。機動力と運動神経はピカイチの“野生のバカ”。初めて機捜にやってきて、右も左も分からないながらも、天職だと思い始めるが、考える前に動いてしまい、志摩がいないと危なっかしい。
第4機動捜査隊・隊員。観察眼と社交性に長けた理性的な刑事で、常に先回り思考で道理を見極めようとするものの、伊吹には振り回される。以前は捜査一課にいたが、ある事情で異動。自分も他人も信用しない。
第4機動捜査隊・隊長。ベテランで、腕っぷしは誰よりも強いが、近頃は年齢を感じることもしばしば。
西武蔵野署管内で、虚偽通報事件を起こした高校生。
第1機動捜査隊・スパイダー班班長。SNSのリアルタイム監視、ウェブ分析、防犯カメラの映像解析などを担う。
警視庁捜査一課所属の刑事。刈谷とコンビを組んでいる。
第1機動捜査隊兼第4機動捜査隊・隊長。陣馬とは旧知の仲で、捜査一課時代には志摩とも同じ班にいたことがある。口は悪いが懐は広い。根性論が嫌いなリアリスト。「ラストマイル」では、西武蔵野署署長として、連続爆破事件捜査の指揮を執る。
11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは、日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに、未曾有の事態の収拾にあたる。
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死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
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