堂本剛主演「まる」 “○”にとらわれる主人公と、綾野剛、吉岡里帆、小林聡美ら豪華キャストをとらえた場面写真公開
2024年8月12日 12:00
「KinKi Kids」の堂本剛が主演する映画「まる」の場面写真が一挙披露された。堂本扮する主人公・沢田と、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美ら演じる個性的なキャラクターたちがとらえられている。
メガホンをとったのは、「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」「波紋」などを手掛け、国内外で高い評価を得る荻上直子監督。堂本は「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」(97)以来、27年ぶりに映画主演を果たし、「.ENDRECHERI./堂本剛」として初の映画音楽にもチャレンジしている。
堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になる。突然、誰もが知る存在となった「さわだ」だったが、段々と○にとらわれ始めていく。
場面写真には、沢田(堂本)が現代美術家のアシスタントとして働く日常から、段々と○(まる)にとらわれていく様子がとらえられている。自宅で飼う古代魚の様子を伺い、自転車で仕事場に向かい、現代美術家のアシスタントとして絵を描く。そうやって淡々と日々をやり過ごす沢田に、同じ職場で働く矢島(吉岡)は、どこか遠慮しながらも何かを訴えかけるような鋭い目線を投げかける。
やがて日常は一変し、「さわだ」の○は社会現象となっていく。沢田のアパートの隣人で売れない漫画家の横山(綾野)は、その正体を知らずに自分と「同類」だと思い込んで近づいていく。居酒屋のカウンターに横並びで座る2人の関係性が、〇の影響でどのように変化していくのか注目だ。
さらに、腕を怪我しコンビニでアルバイトを始めた沢田とともに働くコンビニ店員・モー(森崎)が横山と対峙する沢田を心配そうに見つめるカットや、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林)が沢田を諭す場面、沢田の高校の同級生・吉村(おいでやす小田)が〇を突き付けるシーンなども公開。そのほか、広い屋上で様々な大きさ、色の○を描く沢田をとらえた1枚は、〇にとらわれた沢田の行き着く先が気になるカットとなっている。
映画「まる」は10月18日公開。
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