「インサイド・ヘッド2」シンパイ役・多部未華子の演技に絶賛相次ぐ 本編映像が公開
2024年7月31日 18:00
ディズニー&ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」から、吹き替え版本編シーン(https://youtu.be/GCNkMSKyofM)が披露された。多部未華子が声優を務める“大人の感情”のシンパイが、主人公ライリーのために最悪の未来を想像し、あたふたと準備する姿を収めている。
本作は、独創的な世界観で世界中のファンを魅了し、第88回アカデミー賞・長編アニメーション賞を受賞した「インサイド・ヘッド」の続編。主人公のライリーが高校入学という転機を迎え、彼女の幸せを子どものころから見守る感情のヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの前に、新たに大人の感情であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れる。
現在までに世界興行収入が15億677万ドル(約2317億円※7/29付け Box office mojo 調べ/1ドル 153.79円計算)を突破し、これまで NO.1 だった「アナと雪の女王2」(14億5368万ドル)を追い越し、アニメーション映画史上世界 No.1に。さらには日本でも大ヒットした「トップガン マーヴェリック」を抜き、世界興行収入ランキング全体で12位にランクイン。トップ10入りも射程圏内となり、社会現象的な歴史的特大ヒットとなっている。
公開されたのは、シンパイが自身の働きぶりをヨロコビたちに披露するシーン。ライリーの中に新たに現れたシンパイは、まだ見えてないものから守り、未来を考えて計画を立てる。シンパイが頭の中の司令部で感情操縦デスクを操作すると、これまでライリーに起こった出来事から分析して、今後どうなるかを予測したデータがモニターに映し出される。
シンパイが予測したのは、憧れの先輩に嫌われて、目標にしていたホッケーチームに入れず、入学した高校で友達もできずに独りぼっちで、ライリーの名前は学校の先生しか知らないという“最悪の未来”だった。こんな風に、なにかを心配しすぎて嫌なことばかりを想像してしまう時、あなたの頭の中でもシンパイが未来についてシミュレーションしているのかもしれない。
そんなシンパイ役を熱演した多部の声をはじめ、日本版声優の声が入ったシンパイが初登場するシーンの吹替映像が公式SNSに投稿されて以来、海外から絶賛の声が届いている。
先日、来日した製作総指揮のピート・ドクターも「Fantastic! 本当に最高です! 素晴らしかったですね!」と大絶賛するほどだが、実は映像を公開してから公式SNSのコメント欄には日本語はもちろん、英語や中国語、ポルトガル語など世界中から「素晴らしい!」「日本語で観たい!」「日本版が世界一!」とコメントが寄せられ、イイネ数も71万超えと驚異の数字となっている。
本作が大ヒットとなっている大きな要因のひとつに、“シンパイ”という感情にフォーカスを当てた点があると米タイム紙を始め、多くの海外メディアが分析している。
ヨロコビはライリーを前向きで楽しい気持ちにして喜ばせること、カナシミはライリーの悲しい気持ちに寄り添って一緒に悲しむこと、ビビリは危険なものや怖いものからライリーを守ることなど、私たちの中にいる“感情たち”にはそれぞれ役割がある。
世界が大きく混乱する中で、“シンパイ”という感情は国境も世代も越えて誰もが抱えている感情であり、その“シンパイ”にどう向き合うかはあらゆる人の頭を悩ませる永遠のテーマである。
そんなシンパイの役割について、本作を手掛けたケルシー・マン監督は「心配という感情は、手助けをしてくれることもあります。たとえば、『明日は取材の日で、記者がたくさん来て、その人たちの前で舞台に立って話さなければならないから、服にはちゃんとアイロンをかけなくちゃ』と、不安になったりします。それは良いことだったりもするけど、心配が大きくなりすぎてしまうと、心を乗っ取ってしまうことがあるのです」と語っており、人生の転機に立ち“シンパイ”という感情に支配されて感情の混乱に悩み葛藤するライリーの姿に、世界中の大人たちが深く共感している。
「インサイド・ヘッド2」は8月1日から公開。
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