江口のりこ、橋口亮輔監督にサプライズレター!超ショートカットで披露「恥ずかしいので抜粋します」
2024年7月12日 22:00
江口のりこが7月12日、丸の内ピカデリーで行われた主演映画「お母さんが一緒」初日舞台挨拶に、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)、橋口亮輔監督と共に登壇。江口は明日誕生日を迎える橋口監督に、照れながらも愛ある手紙を送った。
本作は、ペヤンヌマキ主宰の演劇ユニット「ブス会」が2015年に上演した同名舞台を基に「ハッシュ!」「恋人たち」「ぐるりのこと。」などの橋口監督が自ら脚色を手がけ、CS放送「ホームドラマチャンネル」が制作したドラマシリーズを再編集して映画化。親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹が、旅先でこれまで家族に対してたまっていた感情を爆発させたことから起こる大騒動を描く。
この日、全国65館で封切りとなった本作。キャスト、監督は涼やかな浴衣姿で登壇。美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持つ長女・弥生を演じた江口は浴衣姿に「気持ちがしゃんとしますね」と笑顔を見せると「初日を迎えることができて嬉しく思っています」と挨拶。
橋口監督は、江口、内田、古川、青山を見ると「本当にお忙しい4人。時間がない中、緊張感と集中力がすごかった」と賞賛すると「いつの間にか絆ができて、それがあったからこそ乗り切れた」とタイトな撮影のなか、高いクオリティの作品を完成させられた要因に、キャストたちの絆の深さをあげる。
そんな橋口監督は「江口さんは僕のこと怖いって言うんですよ」とこぼすと、江口は「私は橋口監督のことが好きなんですよ」と発言。続けて江口は「自分の好きな監督に芝居を見られるのって怖いじゃないですか」と同意を求めると「決して怒ったり怒鳴ったりする監督ではないのですが、私が勝手に怯えているだけです」と笑う。
明日7月13日に62歳の誕生日を迎える橋口監督。この日はそんな監督にサプライズが。次女・愛美役の内田は作品に大きく関係するDREAMS COME TRUEの「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」をアカペラで熱唱すると、三女・清美役の古川はお気に入りの香りのせっけんをプレゼント。さらに江口は「手紙を書いてきました」とはにかむと「宣伝がどうしてもというので……」と手紙を読み始める。
封筒には何枚も手紙が入っていたが、江口は「恥ずかしいので抜粋しますね」と語ると「監督は今回の映画のリハーサル初日に、この物語は女たちが傷ついて喧嘩し合ってボロボロになるんだけれど、最後に無垢なものが残るといいねと仰いました。私はその無垢なものを、橋口監督を見て思います。橋口さんの映画は橋口さんそのものだと思います。私は橋口さんも、橋口さんの映画も大好きです。……ではお体に気をつけて」とあまりにも“抜粋”して披露すると、会場は大きな笑い声に包まれた。
次回作について橋口監督は「別作品の脚本を書き始めました」と明かすと「青春映画です。少年は大人になっていくという感じの作品」と構想の一端を披露。最後に橋口監督は「この4人と仕事ができて本当に良かった」と改めて感謝を述べると「この作品は山田洋次監督が絶賛してくださっています。前作の『恋人たち』はガン無視されたのですが、今回は『やっと橋口くんの作品が戻ってきた』と気に入ってくれたみたいです」と発言し会場を笑わせると「最後まで安心して観られる映画。笑ったり泣いたりしながらぜひ楽しんでください」とメッセージを送っていた。
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