「キングダム 運命の炎」今夜地上波初放送 あらすじ・キャストまとめ、杏ら新キャストや撮影秘話も
2024年7月12日 21:00
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シリーズ最新作「キングダム 大将軍の帰還」の公開を記念し、「キングダム」の前3作を3週連続で放送してきた日本テレビ系金曜ロードショー。公開当日である7月12日は、最新作に直接つながる3作目「キングダム 運命の炎」が午後9時より本編ノーカットで地上波初放送されます。
映画.comでは、概要とあらすじ、キャスト情報のほか、杏ら豪華キャストが演じる新キャラクターや、見どころなどをご紹介します。
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本作で描かれるのは「馬陽の戦い」と「紫夏編」。これまでのシリーズ同様に、佐藤信介監督がメガホンをとり、原作者の原泰久が脚本に参加して、キングダムの魂ともいえる「何故、中華統一を目指すのか」というテーマを描いていきます。
亡き友・漂(吉沢亮)と誓った夢に向かって突き進む少年・信(山﨑賢人)、中華統一に挑む覚悟を問われる王・えい政(吉沢亮)、そして何かに導かれるようにして戦地へ舞い戻ってきた将軍・王騎(大沢たかお)。それぞれの運命が交わる時、まだ見ぬ未来を懸けた戦いが始まります。山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかおらメインキャストの続投はもちろん、杏や山田裕貴、山本耕史、片岡愛之助ら新キャストにもぜひご注目を。本作を見れば、最新作「キングダム 運命の炎」がより楽しめること、間違いなしです!
魏との戦いに勝利を収めた秦国に、秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。残忍な趙軍に対抗すべく、えい政(吉沢亮)は、長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命する。決戦の地は馬陽で、奇しくも王騎にとっては因縁の地だった。出撃を前に、王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政が明かしたのは、かつて趙で人質として深い闇の中にいた自分に、光をもたらしてくれた恩人・紫夏(杏)との記憶だった。
紫夏との約束を守るため、中華統一という修羅の道を歩む決意をしたえい政。中華統一を目指すえい政の覚悟を知った信(山﨑賢人)は、100人の兵士を率いる隊長になり戦場へと向かう。王騎は“飛信隊”という名を授け、信らに2万の軍勢を率いる敵将を討てという無謀な特殊任務を言い渡す。
信:山﨑賢人
えい政・漂:吉沢亮
河了貂:橋本環奈
羌かい:清野菜名
壁:満島真之介
尾平:岡山天音
尾到:三浦貴大
紫夏:杏
万極:山田裕貴
昌文君:高嶋政宏
騰:要潤
肆氏:加藤雅也
干央:高橋光臣
蒙武:平山祐介
馮忌:片岡愛之助
趙荘:山本耕史
楊端和:長澤まさみ
昌平君:玉木宏
呂不韋:佐藤浩市
王騎:大沢たかお
信役の山﨑賢人、えい政・漂役の吉沢亮、河了貂役の橋本環奈、王騎役の大沢たかおらメインキャストの続投はもちろん、新しい豪華キャスト陣も参戦。その中でも、杏が演じる義感と母性にあふれた美しき女性・紫夏や、山田裕貴、片岡愛之助、山本耕史が演じる敵方、趙国の“最強武将”たちなど、魅力あふれる新キャラクターをチェックしておきましょう。
孤児だったが行商人に拾われ、現在は闇商人の女頭目を務める。えい政を、趙国から秦国へと脱出させる危険なミッションを請け負う。
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先の戦いで生き埋めにされながらも自らの力で生き抜き、秦国の民をすべて根絶やしにしようとする副将。
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頭脳派として名高い知将。長距離戦に強く巧みな軍略と優れた知略で、秦軍を追いこんでいく副将。
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趙国の総大将として用意周到な軍略を駆使し、秦軍を率いる総大将の王騎を執拗に追い込んでいく軍師。
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本作の公開当時、「キングダム」シリーズを手掛ける松橋真三プロデューサーは、シリーズを経て進化してきた本作の主演俳優・山﨑賢人について心から称えつつ、主人公である信の成長ぶりも見どころとなっていると語っています。
「1作目は、戦災孤児の奴隷の少年が、のちに秦王となるえい政と出会い、亡き親友・漂の志を引き継いで“天下の大将軍”を目指す物語で、信は争いに巻き込まれ、翻弄されながら成長していきました。2作目では伍のメンバーになり、初めての戦場に出て、ここから一人で頑張るという強い意志をもって第一歩を踏み出しました。それがこの『運命の炎』では、百人将となり人を率いる存在になります。
今回はアクションもさることながら、『キングダム』の重要な要素である舌戦も信の見せ場となっていて、百人隊が集まったときの演説、王騎との問答、そして馮忌との決戦の前の演説などで、信が皆の心をつかんで奮い立たせ、リーダーシップを発揮していきます。また今回の信は、初めて人と一緒に動き、部下の命を預かっていることでこれまでになかったためらいが出てくる。信がひとりひとりの命を束ねて動いている重みを感じながら成長していくさまを映画とともに味わっていただきたいです」
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松橋プロデューサーによると、馬陽の戦いに関しては、当初、中国の大平原で撮る予定で、ロケ場所も決めていましたが、新型コロナの影響でロケ地を日本に変更したそう。
「アクションシーンの構造を変えました。もともとは馬を使った平地の戦いを想定していたんですが、中国で撮れないのなら、逆に中国では撮れない、日本の地の利を活かしたものにしようと。山があって、その山を横から飛び越え、馮忌のいる陣地まで行くという、足を使った人間臭いアクションにしています。チームが一丸となって点を取るラグビー日本代表の戦いを参考にしたいとアイディアを出したら、みんなが呼応してくれて。敵将・馮忌の首を討つために百人が一致団結して一本の矢のようになり、信を助けながら一人ずつ突っ込んでいくという、ある種の爽快感のあるアクションシーンになりました」
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本作で心を打つエモーショナルなパートの1つが、えい政と紫夏が織りなす過去と現在のエピソードです。演じる吉沢さんと杏さんの共演シーンについて、松橋プロデューサーは「紫夏編はとても感動するエピソードで、重厚な芝居が求められます。お二人ともすごい集中力でした」と感心されていました。
「紫夏がえい政を抱きしめて、『あなたは立派な王になれる』と訴えかける芝居は、現場で見ていてもとても感動的で、スタッフも涙するほどでした。自然と、二人の芝居、集中力を絶対に途切れさせてはいけないという雰囲気が伝播して、200人ぐらいのスタッフがみんな静かに見守っていました。素晴らしいシーンになると確信しながらの撮影で、チーム一丸となりましたね」
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本日封切られた最新作「キングダム 大将軍の帰還」では、過去に王騎と馬陽の地で因縁の戦いを繰り広げた“武神”と呼ばれる最強の敵・龐煖(ほうけん/吉川晃司)、謎多き軍師・李牧(小栗旬)、飛信隊を苦しめた万極(山田裕貴)、趙荘(山本耕史)など強者たちが本作でも登場し、秦vs趙による国の存亡をかけた一世一代の戦いが繰り広げられます。
そんなキーマンとなる王騎役の大沢さんの存在感について、松橋プロデューサーは3作目「キングダム 運命の炎」の公開当時も「凄まじいですよね。王騎が腕を組んで立っているだけで存在感がすごいですから。あのように王騎役を仕上げて現場にやってくるというその行為、行動は人の心を動かし、本気にさせます。みんなの背筋がしゃんと伸びて、自分たちももっとやらなければという雰囲気が現場で生まれました。そういった意味でも大沢さんに引っ張ってもらった部分はありましたね」と手放しで絶賛していました。
ぜひ「キングダム 運命の炎」を見たあとは、シリーズ最終章にして最高傑作と呼び声の高い最新作「キングダム 大将軍の帰還」を大スクリーンでご覧いただきたいです。
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