遠藤憲一、ラウール主演「赤羽骨子のボディガード」に参戦! ラウールの「あまりの大きさにびっくり」
2024年5月18日 09:00
「Snow Man」のラウールが主演する映画「赤羽骨子のボディガード」に、遠藤憲一が出演することがわかった。ある事情から100億円の懸賞金をかけられた赤羽骨子(出口夏希)の父親であり、国家安全保障庁長官を務める尽宮正人(じんぐう・まさひと)役を務める。
原作は、週刊少年マガジン(既刊8巻/講談社刊)で連載中の丹月正光氏の同名漫画。ある事情で命を狙われることになった赤羽骨子(あかばね・ほねこ)のことが大好きな威吹荒邦(いぶき・あらくに)は、彼女のボディガードになる。彼に与えられたミッションは、「彼女にバレることなく守ること!!」だった。やがて荒邦は、骨子のいる3年4組のクラスメイト全員がボディガードだと告げられる。
「ハニーレモンソーダ」以来3年ぶりの単独主演となるラウールは、金髪と白い制服姿のヤンキー不良高校生・荒邦を熱演。撮影の約1カ月前からアクション練習を重ね、ボディガード役に挑んだ。本作で劇場映画初のヒロインを務める出口が骨子を演じるほか、クラスをまとめる最強の司令塔・染島澄彦役に奥平大兼、さらにクラスメイトで、空手が得意な骨子の親友・棘屋寧役に髙橋ひかるを配した。「エイプリルフールズ」「ミックス」「変な家」などを手がけた石川淳一が、監督を務める。
原作では、尽宮組というヤクザの組長を務める尽宮正人。しかし映画では、日本のCIAといわれる架空組織・国家安全保障庁長官というオリジナルの役どころとなっている。骨子の母親は、彼女が幼い頃に亡くなっており、正人もひとりでは育てられない事情などで、いまの両親へ、養子に出した過去がある。しかし、娘のことを誰よりも溺愛しており、お遊戯会に運動会、入学式や卒業式にもバレないように必ず参加。実の父親だと正体を明かさず見守ってきたが、骨子が殺し屋から命を狙われていると知り、幼なじみの威吹へ、骨子のボディガードを依頼する。国家安全保障長官としてスマートに仕事をこなす反面、骨子のことになると目がないギャップにも注目だ。
あわせて、正人のイメージビジュアルもお披露目。黒いレザーのロングコートに身を包み、顔に大きな傷があり、かなりの強面だ。遠藤は、オファーを聞いたときの気持ちを、「原作のビジュアルと共にご連絡が来たのですが、自分に似ているなと思いました(笑)」と述懐。また「エネルギッシュかつ痛快な作品になっていると思うので、色々な世代に見ていただきたいです。ぜひ劇場に足を運んでください」とアピールした。
「赤羽骨子のボディガード」は、8月2日に公開される。遠藤、加藤達也プロデューサーのコメント(全文)は、以下の通り。
原作を読んで、尽宮正人は強烈な見た目なので、正人になるべく近づけていきたいと思いました。
あまりそういう風に入る作品はないのですが、今回はビジュアルから入っていこうと思った作品なので自分にとっては珍しい作品になりましたね。
原作のビジュアルと共にご連絡が来たのですが、自分に似ているなと思いました(笑)。
漫画を読んでいる時は感じなかったのですが、正人は結構しゃべっていて、作品全体の流れ説明も話している役なので、普段はアドリブとごちゃまぜでやることが多いのですが、今回は忠実に覚えて説明していくようにしたので、直球のお芝居をやりました。
出口さんは前の作品でも親子役だったのですが、その時点(3カ月前)からダンス練習をずっとやっていると聞いていました。合間の衣装合わせの時などもダンス練習をしているのを見て、「頑張って」と声をかけていたりしたのですが、ダンス発表の撮影シーンを見た時に、頑張ったんだなと思いました。
自分の娘である骨子と正親、一見差別しているように見えるけど、監督やプロデューサーと話して奥底では愛情を持っているという風にしました。正親は自分が育ってほしいようには育たなかったのですが、初日に愛情を吐き出すシーンがあり難しかったです。ただそこが要だなと思っていたので、無事に撮り終えてよかったなと印象的なシーンでした。
ラウールくんは一度、ファッションショーでご一緒したことがあり、その時よりも「大きいな!」と思って(笑)。自分が見上げて話す芝居があまりないので、「大きいね」と言ったら「遠藤さんはもう少し大きいかと思っていました!」と言われて、あまりの大きさにびっくりしました。
奥平さんは、ワンシーンだけだったんですが、飄々としているのが面白さかなと、あまり動じないこの役にぴったりではないかなと思います。初めて会ったのが衣装合わせでその時から飄々としていて、「よろしくね!」と言ったら「よろしく」って(笑)。怖がっているのかと思い「俺怖くないよ」と言うと「はい、怖くないですよ」と。あれが持ち味だなと瞬時に分かる俳優さんだと思いました。
エネルギッシュかつ痛快な作品になっていると思うので、色々な世代に見ていただきたいです。ぜひ劇場に足を運んでください。
本作の石川監督はヒット作いっぱい出しているのでこの作品も当たると思います(笑)。
恐らくパート2もあると思うので、その時また皆さまに会えますように。尽宮だけなくなってたりして(笑)。
尽宮正人はヤンキー高校生だった荒邦をスカウトし、赤羽骨子のボディガードに任命するという物語のキーマンとなる役どころ。原作の迫力あるビジュアルからも、数々の死戦をかい潜ってきた猛者であり、威厳や只者ではないオーラが必要だと思い、何度もご一緒させていただいている遠藤憲一さんにすぐにお願いさせていただきました。ご本人と何度もお話し合いを重ね、試行錯誤して完成した遠藤さんのビジュアルは、まさに漫画から飛び出してきたかのような完成度になったかと思います。さらにその風貌に似合わず、骨子を溺愛しているシーンも、遠藤さんがお持ちのユーモアで、厳しいだけの一辺倒なキャラクターではなく、キュートで可愛らしい一面も垣間見られ、魅力あふれる尽宮正人像を作っていただきました。物語に通底し、重要な鍵となる父と子の物語。まさにそのテーマを理解し、かっこよくも面白く演じていただいたことによって、作品に奥行きや深みを存分に与えてくださいました。
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