宮崎駿は「最高峰の作家」、ジョン・クラシンスキー監督が影響を明かす 「ブルー きみは大丈夫」プレミアに豪華スターが集結
2024年5月16日 19:00
ライアン・レイノルズと、ジョン・クラシンスキー監督(「クワイエット・プレイス」)がタッグを組んだ「ブルー きみは大丈夫」のNYプレミアが5月14日(日本時間)に開催され、レイノルズやクラシンスキー監督らキャストとスタッフ陣が大集合した。
本作は、子どもの時に作り出した空想の友達が、大人になった今でもあなたを見守ってくれているとしたら……という独創的な発想から誕生。孤独な少女と、イマジナリーフレンドのブルーの物語を紡ぐ。
主演を務めたのは、「デッドプール」シリーズや「フリー・ガイ」などユーモア溢れるキャラクターを演じてきたレイノルズと、「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めた子役ケイリー・フレミング。声優には、スティーブ・カレル、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、オークワフィナ、サム・ロックウェル、ルイス・ゴセット・Jr.ら豪華俳優陣が集結した。日本語吹替版では、宮田俊哉(「Kis-My-Ft2」)がブルーの吹替を担当。ブルーを助けるために立ち上がる少女ビーの声は稲垣来泉が務める。
物語の中心となる“空想の友達”ブルーと同じパープルブルーのカーペットには、クラシンスキー監督が妻でハリウッド女優のエミリー・ブラントとともに登場。ブラントは本作で声優を務めた“空想の友達”のユニコーンのユニを連想させる華やかなピンクのドレス姿を披露した。
イマジネーション支える映画として「となりのトトロ」など宮崎駿作品を挙げているクラシンスキー監督は、「誰もが宮崎作品には影響されています。今この業界で働いていて彼の作品を知らない人なんていないと思う。最高峰の作家です」とコメント。「彼は作品を我が子のように手塩にかけている。そしてその作品は本当に心に響くんです。僕もそんな作品を作りたくて。(今はまだ)遠く及ばないけど」と本作に込めた思いを語った。
黄色のジャケット姿で登場したレイノルズは、日本のファンに向けて「どんな文化でどこの出身でも子供の自分を思い起こすと、見るもの全てや、やること全てが純粋で新鮮だった。大人は誰もがその子(子供のころの“空想の友達”)ともう一度会いたいと思う。日本の方々もその部分が響くといいな」とメッセージを送った。
本作で初主演を務めるケイリー・フレミングは、「光栄です。愛と感謝で胸がいっぱい。信じられない。こうやって話すことで消化している感じです。でも言葉が見つからない」と喜びをあふれさせた。
子どもにしか見えない不思議な存在である“もふもふ”のブル―の声を務めるスティーブ・カレルはフォーマルなスーツスタイルで登場。マット・デイモン、ブラッドリー・クーパー、オークワフィナらも姿をみせ、会場は大きな歓声に包まれた。
「ブルー きみは大丈夫」は6月14日公開。
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