「マッドマックス フュリオサ」ファイナル予告を徹底考察! 新場面写真も先行入手
2024年5月12日 10:00
「マッドマックス」シリーズ最新作「マッドマックス フュリオサ」のファイナル予告(https://youtu.be/NY9So_f-C_w)が公開され、注目を集めている。本記事では、映像の考察と見どころを紹介する。フュリオサとディメンタス将軍をとらえたカットや、シルバーボディのウォー・タンク、若きイモータン・ジョーなどを写した新場面写真も先行入手した。
本作の舞台は、世界の崩壊から45年後。全てを奪われた“怒りの戦士”フュリオサが、人生を懸けて故郷=緑の地へ生きて帰ろうとする修羅の道が描かれる。メガホンをとったのは、第1作「マッドマックス」をはじめシリーズ4作品を手掛けてきたジョージ・ミラー監督。主人公フュリオサはアニヤ・テイラー=ジョイ、宿敵ディメンタス将軍役は「マイティ・ソー」シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースが担う。
予告編は、フュリオサ(テイラー=ジョイ)の宿敵・ディメンタス将軍(ヘムズワース)が、足を引きずりながら車を追いかけるシーンで幕を開ける。ディメンタス将軍率いる謎のバイク集団による大迫力のドリフトが映し出され、迫力のカーアクションが展開。そして、顔に真っ黒なグリースを塗り、ライフルを構えるフュリオサが彼らを追い詰める。
映像には、前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のカーチェイスシーンが“逆再生”で盛り込まれ、本作で描かれるフュリオサの物語との繋がりを感じさせる。映像の後半では黒いグライダーに乗った敵との空中戦や、前作にも登場した超大型トレーラー<ウォー・タンク>の後部に設置された秘密兵器、火炎放射器による爆炎攻撃など、怒涛のアクションが映し出される。
本作では車35台、バイク型110台、計145台の車両が登場。ファイナル予告では、前作「怒りのデス・ロード」で描かれた壮絶な逃走劇の立役者“ウォー・タンク”の原型モデルと思われるシルバーのタンクを巡って、壮絶な戦いが繰り広げられる。
劇中では、荒れはてた地“ウェイストランド”で15分間に及ぶノンストップ・アクションシーンが展開。ミラー監督と長年タッグを組んできたプロデューサーのダグ・ミッチェルは「『マッドマックス:フュリオサ』は自己完結するが、タイトルだけではなく、アクションの種類や捉えられ方からも、マッドマックスの物語とリンクする」と明かす。
さらに、「見たこともないようなユニークな乗り物が出てくる。本作のウォー・タンクは、時系列的には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』よりも前の設定だが、驚くほど進化している。それはまさに要塞のようで、ウォー・ボーイズたちと完全武装して砂漠を進む。総勢52人の登場人物と200人のスタント俳優、スタントチームによるマッドマックスの典型的なアクションだよ。78日をこの撮影に費やした」と語っており、その仕上がりに期待が高まる。
幼い日に“緑の地”から連れ去られ、全てを奪われたフュリオサ。本作では、15年にも及ぶ“修羅の道”が描かれる。フュリオサが手にするショットガンは、銃身を切り詰めた“ソードオフ・ショットガン”と呼ばれる殺傷力の高い散弾銃。「マッドマックス」1作目から「怒りのデス・ロード」までマックスが携行し、シリーズ全作に登場するアイコン的な武器だ。後にマックスへ受け継がれるこの銃をなぜフュリオサが手にしているのか、謎が深まる。
マントをなびかせながら、3台のバイクを戦闘用馬車チャリオットのように乗りこなし、強大なバイカー軍団を従え、荒れはてた地・ウェイストランドを牛耳ろうと目論むディメンタス。そんな彼が肌身離さず携帯している愛らしい“クマのぬいぐるみ”は、「マッドマックス サンダードーム」に出てきた部族へのオマージュで、本作のキーアイコンでもある。
コスチュームデザイナーのジェニー・ビーバンは「クマのぬいぐるみはクリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍の見た目の大きな部分を占めました。ディメンタスは信じられないほど理解するのが難しいキャラクターだと思いました。クマのぬいぐるみを持っているのは彼がとても傷ついたキャラクターだからだと思います」と言及している。
鉄壁の要塞を牛耳る絶対的支配者イモータン・ジョー。「怒りのデス・ロード」で同役を演じ、圧倒的な存在感を示したヒュー・キース=バーンは、2020年に73歳でこの世を去った。若き日のイモータン役を射止めたのは、ミラー監督と「アラビアンナイト 三千年の願い」(22)でタッグを組んだオーストラリア出身の俳優ラッキー・ヒューム。
ヒュームは、「誰かがこの偉大な男を称えないといけない。私ならできると思った。しかしプレッシャーを感じたことはありませんでした。ヒュー・キーズ・バーンがすべての仕事をしてくれました。私がしなければならなかったのは、“更新“でした。改めて『怒りのデス・ロード』のブルーレイボックスの特集を見ました。ヒューが舞台裏で何をしていたのか見てみたかったからです。」とコメント。若き日のイモータンの人物像に期待が膨らむ。
ファイナル予告には「怒りのデス・ロード」の傑作シーンが盛り込まれているが、劇中にもイモータンの息子リクタス、人食い男爵、武器将軍らお馴染みのイモータン軍団の面々が登場。さらに、ディメンタス将軍軍団の新キャラクターたちも大暴れする。前作より若い姿で描かれるキャラクターたちが、どんなキレのある動きを見せてくれるのか注目だ。
「怒りのデス・ロード」では、過去シリーズにオマージュを捧げたカットや、シチュエーションが登場。本作もサーガのファンを喜ばせるシーンが盛りだくさんとなっている。「マッドマックス」1作目で重要な役割を演じた俳優が登場するほか、ディメンタス将軍役のクリヘムズワースの妻エルサ・パタキーも出演する。
「マッドマックス フュリオサ」は5月31日全国公開。
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