「今夜、ロマンス劇場で」本日放送! あらすじ・キャストまとめ&インタビューで振り返る
2024年5月6日 12:00

綾瀬はるかと坂口健太郎が共演した「今夜、ロマンス劇場で」が、本日5月6日午後1時からNHK BSで放送されます。映画.comでは、あらすじ、キャスト一覧のほか、綾瀬と坂口のインタビューを振り返りながら見どころを掘り下げてご紹介します。
プロデューサー・稲葉直人氏がオリジナル企画として長年温め続けてきた「今夜、ロマンス劇場で」は、“映画が娯楽の王様”だった頃の古き良き時代を背景に、ロマンティックな恋が描かれます。モノクロ映画の中のヒロインと現実世界の青年が織りなす切ない恋の行方を描いており、「のだめカンタービレ」シリーズの武内英樹がメガホンをとり、「信長協奏曲」の宇山佳佑が脚本を担当しています。


映画監督を目指す青年・健司はモノクロ映画のヒロインである美雪に心を奪われ、スクリーンの中の彼女に会うために映画館に通い続けていた。そんなある日、美雪が実体となって健司の前に現われる。モノクロ姿のままの彼女をカラフルな現実世界に案内するうち、健司と美雪は少しずつ惹かれ合っていく。しかし美雪には、人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密があった。


綾瀬と坂口は「海街diary」「高台家の人々」に出演していますが、共演シーンはなかったので本作が初の顔合わせとなりました。
互いの印象に関して、「『海街diary』で少しお見かけした時はクールな印象だったんですけど、今回はすごく優しくて…」と綾瀬が思案に暮れると、坂口は間髪入れず「頼りがいがあった?」と投げかけて場を和ませます。一方「柔軟、柔らかい感じの方」という言葉を受けた坂口が「テレビで拝見している時のイメージが強くて。ふわっとしている。勿論ポジティブな感じは強かったんですけど…」と語ると、綾瀬は「実はしっかりしている?」と乗っかってみせるなど、阿吽の呼吸で展開していきます。思わず笑いを抑えきれなかった坂口ですが、その発言には異論はなかったようです。

坂口「そう、しっかりしています! 女性としても役者さんとしても、しっかりとした芯があるんです。クランクインしてすぐに、それは感じましたし、一緒にお芝居をさせていただいている時にも。よく“天然”と表現されていることがあるのですが、どちらかといえば、チャーミングな方なんだなと思いました」
思い出に残る撮影現場を問うと、口を揃えて挙げたのは「ロマンス劇場」。1999年に閉館した栃木の映画館・足利東映プラザを撮影用に改修した同劇場は、美雪が初めて色の素晴らしさを知る場所です。室内は思わずため息が漏れるほど彩色豊か。

綾瀬は「すっごく可愛かった!」というダイヤマークのパターンをあしらった廊下や、本作のスタッフをモデルにした多種多様のポスターに心奪われ、坂口は現存していた映写室での芝居を思い返し「(映写機に)フィルムをセットしているのは、僕なんです。昔の技術をそのままやるということにこだわっていたので、練習もしていました」と告白しています。

さらに、坂口は蛍が飛び交う小川での芝居を述懐。同シーンでは、前半のコミカルなテイストから一転、美雪の「人に触れると消えてしまう」という悲しい事実が発覚し、物語がシリアスな方向へ舵を切るカットです。
健司として生き抜いた撮影当時は「悲しくてネガティブな感情が優先していた」ようですが、完成した作品を目の当たりすると、美雪の純粋な思いに胸を打たれたといいます。
「前半パートの美雪は、触れられないからこそ、あえて健司を拒絶していたんですよね。2人でずっと一緒にいるための距離感だったんだと知った時、それまでの行動を含めて、全てが愛しいと感じたんです」
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