藤原季節、幻の初主演映画「東京ランドマーク」5月18日から劇場公開決定 「愛される映画です」
2024年4月10日 18:00
本作は、2008年に柾賢志、毎熊克哉、佐藤考哲、林知亜季の4人で結成した「Engawa Films Project」の第1回長編作品。「Engawa Films Project」は4人で企画から製作までを行い、実験的な映像活動を続ける映像製作ユニット。監督・脚本は主に林が担当し、本作でもメガホンをとっている。
主演を務める藤原は、「his(今泉力哉監督)、「佐々木、イン、マイマイン」(内山拓也監督)、「くれなずめ」(松居大悟監督)、「わたし達はおとな」(加藤拓也監督)などに出演。「東京ランドマーク」は2018年に撮影されており、藤原は当時25歳。2023年の秋に藤原季節のデビュー10周年を記念して開催された「藤原季節特集上映」で初上映され、その時の大きな反響が後押しにもなり、今回の劇場公開へと至った。
コンビニのアルバイトで生活をする稔(藤原)の家にいつものように遊びにきたタケ(義山真司)は、家出をした少女を稔が匿っていたことを知る。少女の名前は桜子(鈴木セイナ)。未成年である桜子を早く家に帰そうとするタケだが、桜子は帰るそぶりを見せない。稔が桜子を匿う理由はなんなのか。なぜ桜子は家出をしてのか。3人の不思議な関係が始まる。
かわり映えのしない生活、少し先の将来に対する不安、間を埋めるための何気ない会話、変わりゆくものと変わらないもの、大切な友人や親との距離感。映画は、東京で暮らす若者たちの繊細な心情と彼らが今生きる日常を静謐で透明感のある映像で描き、ある出来事をきっかけに、それまで自分でも気づかずに抱えていた閉塞感や不全感から徐々に解放され、次第に自分達が今まで見ていた世界に新たな色が成していくさまがゆっくりと映し出されていく。
コメントは、以下の通り。
観ている側だったのが
出ている側になれて
出ている側どころか
「縁側付きのカフェがある自分達の映画館を作りたい」と、20代のくすぶり散らしていた時に馬鹿みたいな夢を語り合った仲間達と作った映画が映画館で流せる日が来ることがまた夢のようです。
自分自身が沢山の映画から色々な想いを受け取ったように少しでも多くの方に僕らの想いが届きますように! 上映期間は少しでも感謝の気持ちを伝えに映画館に足を運びます
どうか『東京ランドマーク』を宜しくお願い致します。
それを叶えてくれるのが俳優だと思った。でもまさか、映画をつくる側になるなんて。
少年時代のあの頃から思い描いた想像は膨らんだり沈んだりしながら膨張を続け、きっとこれからも未知の世界に連れて行ってくれるんだろう。そして今まさに膨らみ出そうとしている『東京ランドマーク』。
映画はつくれるんだと思わせてくれた仲間達との大切な作品。
劇場で同じ瞬間を共有出来たら嬉しいです。宜しくお願い致します。
優しすぎても、弱すぎても、生きづらい。でもそうやってしか生きられない人だっている。こんなにも普通で、こんなにも未熟な映画を、愛してくれてありがとうございます。僕たちもあなたたちを愛しています。