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西島秀俊&青木崇高、黒沢清監督の完全版“リベンジ・サスペンス”「蛇の道」に出演 場面写真&コメント発表

2024年4月9日 12:00

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重要な役どころで参加
重要な役どころで参加
(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA

西島秀俊青木崇高が、黒沢清監督による新作映画「蛇の道」に重要な役どころで出演していることがわかった。

本作は、黒沢監督が、柴咲コウを主演に迎え、自身初の試みとなるセルフリメイクに挑戦した作品。26年の時を経て、国境を越えて蘇ることになったのは傑作サスペンス「蛇の道(1998)」(監督:黒沢清、脚本:高橋洋、出演:哀川翔香川照之ほか)。黒沢監督自身が「僕のこれまでのキャリアの中で最高傑作ができたかもしれない」と語るほどの意欲作だ。

何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)。偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。“誰に、なぜ、娘は殺されたのか”。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。“必ずこの手で犯人に報いを――”。その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か。

画像2(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA

ニンゲン合格」「楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家」「LOFT ロフト」「クリーピー 偽りの隣人」で黒沢監督とタッグを組んできた西島は、パリで精神科医として働く小夜子のもとに通う患者・吉村役。解禁された場面写真では、精神科医・小夜子のもとへ診察に訪れた吉村が虚ろな目でじっと何かを訴えるような姿、また小夜子の側面にぴったりと立ち、生気の無い顔で見下ろす姿が披露された。西島が演じるその静かで不穏な存在が、本作でどのように観客の心をざわめかせるのか期待が高まる。

画像3(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA

青木は、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「るろうに剣心」シリーズ、韓国映画「犯罪都市 NO WAY OUT」にメインキャラクターとして出演、また米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」でも重要な役どころを好演してきた。今回は、小夜子の夫・宗一郎役として参加。場面写真では、薄暗い殺風景な部屋でパソコンに向かい、パリに住む小夜子に語りかけている姿が確認できる。しかし、その画面を見つめる小夜子の表情は氷のように冷たく、この夫婦の間に流れる溝の深さが計り知れないことが伺える。

蛇の道」は、6月14日から全国公開。コメントは、以下の通り。

黒沢清監督】
西島さん、青木さん、共にたった一日のパリロケでしたが、この映画に素晴らしい多様性と華やかさと、そしてただならぬ緊張感とをもたらしてくれました。現場では、柴咲さんも久しぶりの日本語の芝居でずい分リラックスしていらっしゃいましたが、いざカメラが回り始めると、互いの腹を探り合うような、お二人との不穏なやりとりに、フランス人スタッフたちもただただ圧倒されていたようです。
西島秀俊(吉村役)】
画像4(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA
黒沢監督と再びご一緒できたこと大変嬉しく思います。
蛇の道』はとても好きな作品です。あの復讐の物語が再び描かれる。しかも舞台はフランスということを聞き、驚き興奮しました。
私が演じた吉村は、監督が実際に会ったことのある人物にインスパイアされて出来上がったと伺い、現場で一緒に人物像を作り上げていきました。作品をご覧になる皆様に吉村という人間がどのように映るのかとても興味があります。そして柴咲さんと再び共演し、その鋭い感性と高い集中力に引き込まれる事で、小夜子と吉村の独特の緊張感を生み出すことが出来たのではないかと感じています。
蛇の道』は復讐の果てにはいったい何があるのかが描かれています。これまでに見たことのない物語が待っていると思います。
青木崇高(宗一郎役)】
画像5(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA
緊張と狂気をはらんだ物語とは全く違って、現場の雰囲気は監督のお人柄が映し出されているような、とても温かく心地のよいものでした。
フランスの現地スタッフに敬意を払いながら、1カットずつ丁寧に撮られる姿はとても印象的でした。
主演の柴咲さんは、撮影前からしばらくフランスで生活されていたからなのでしょう、佇まいがしっかりと馴染んでいて、大変驚きました。また立ち姿がとても美しく感じました。
国内外に多くのファンを持つ黒沢清監督の作品に関われたこと、同じ日本人としてとても誇らしく思いました。
この映画を世界のより多くの方に観ていただきたいです。

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