劇場アニメ「ルックバック」河合優実が藤野役、吉田美月喜が京本役! 声優初挑戦で主演抜擢
2024年3月14日 07:00
コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した「ルックバック」。ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めた。劇場アニメ化では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを担当している。
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる。2人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が起こってしまう……。
藤野役に抜擢されたのは、ドラマ「不適切にもほどがある!」の演技が話題を集め、「あんのこと」の主演や「四月になれば彼女は」などにも参加している河合。河合は「息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました」と語り、声優初挑戦となる本作に対し「はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました」と真摯に役に向き合ったことを明かした。
京本役をオーディションで勝ち取った吉田は、ドラマ「今際の国のアリス」「ドラゴン桜」などの話題作に出演し、映画「あつい胸さわぎ」「カムイのうた」では主演を務めるなど、目覚ましい活躍をみせている俳優だ。河合と同じく、今作で初の声優挑戦となる吉田は「初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています」と語り、初めて映像を見た際は「『うわ!あの世界が生きている!』と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました」と思いの丈を述べている。
「ルックバック」は、6月28日から全国公開。コメント全文は、以下の通り。
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奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
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