少女たちとの性的関係を作品に利用…小児性愛者の作家を告発した実話「コンセント 同意」今夏公開 フランス映画祭で監督&主演来日
2024年3月12日 17:00

多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用したフランス人作家ガブリエル・マツネフと性的関係を結んだ女性による告発本を映画化した「LE CONSENTEMENT」が、「コンセント 同意」の邦題で、今夏公開される。
2020年1月に出版され、フランス中が騒然となった「同意」は、芸術文化勲章まで受賞した有名作家ガブリエル・マツネフと14歳で性的関係を持っていた女性バネッサ・スプリンゴラによるもの。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した生粋の小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され礼賛すらされてきたという驚くべき実態だ。
その衝撃の実話を元に映画化した本作は、公開されるやいなや大きな話題を呼び、特に若者たちの反応は凄まじく「今見るべき、知るべき作品」としてSNSでトレンド入りするなど日に日に観客を増やし、公開2週目から前週を上回る観客数を動員。異例のヒットを記録している。
監督はマリオン・コティヤール主演「マイ・エンジェル」のバネッサ・フィロ。家族や女性の在り方といった現代的なテーマを探求する、率直かつエモーショナルな作風で知られる。主人公ヴァネッサ役のキム・イジュランは映画初出演にして、本作の演技でセザール賞女性新人賞にノミネートされた。3月20日から開催される横浜フランス映画祭2024での上映も決まっており、フィロ監督と主演のキムが来日し、上映後の舞台挨拶に登壇する予定だ。
文学を愛する13歳の少女ヴァネッサは、50歳の有名作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として時代の寵児となった著名人だった。やがて14歳になったヴァネッサは彼と<同意>のうえで性的関係を結び、そのいびつな関係にのめり込んでゆく。それが彼女の人生に長く暗い影を落とす、忌むべきものになるとも知らず……。
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