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松居大悟監督新作「不死身ラヴァーズ」ポスター&予告編公開 劇伴&主題歌はスカート澤部渡

2024年3月7日 08:00

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ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社

松居大悟監督の最新作「不死身ラヴァーズ」のポスタービジュアルと予告編映像が公開された。また、劇伴を、シンガーソングライター澤部渡によるソロプロジェクト・スカートが担当し、主題歌は書き下ろし楽曲「君はきっとずっと知らない」に決定した。

構想10年「諦めることができなかった」と松居監督を魅了した高木ユーナ氏の漫画「不死身ラヴァーズ」が原作。連載時から「今までに読んだことがないジャンル」と話題になった漫画が、松居監督ならではの手腕で、切ない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上がっている。主演は見上愛佐藤寛太青木柚前田敦子神野三鈴らが共演。

長谷部りのが“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしてしまう甲野じゅん。二人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが“消える”という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が奇跡の結末を起こす。

このほど公開された予告映像は、中学生の長谷部りの(見上愛)が、運命の相手だと信じる甲野じゅん(佐藤寛太)へ好きという思いを伝える場面から始まる。しかし両思いになると甲野じゅんは、りのの前から忽然と姿を消してしまう。その後も、甲野じゅんは、時に高校生として、時に車椅子に乗る青年に姿を変えて、再びりのの前に現れる。その度に何度も彼に恋をして「好き!」と思いを伝え続けるりのだが、親友の田中(青木柚)やバイト先の花森(前田敦子)に、気持ちを否定されてしまう。やがてりのは大学生となり、甲野じゅんと再び出逢うことになる。最後に「今日という日は、もう一生来ないから…」という甲野じゅんと、「消えたっていいよ。私が消さないから…」というりののセリフで締めくくられ、展開が気になる内容となっている。

スカート澤部渡
スカート澤部渡

主題歌・劇伴を担当したスカートと書き下ろしの新曲「君はきっとずっと知らない」について松居監督は、「消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいな」とスカート・澤部に依頼。しかし澤部は、作中に既成の楽曲があることを知り、「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と一度断ったという。松居は、そんな澤部に対し“すごく映画のことを愛してくださっている感じがして信じられたからこそ主題歌を担当してもらいたい”とより強く思ったと明かす。結果、映画音楽から主題歌の全てを澤部が担当することになった。

澤部は「りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でした」と振り返りながら「結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップ・ソングを投げることができて今(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます」とコメントを寄せている。5月10日からテアトル新宿ほか全国公開。

▼コメント全文
松居大悟監督
消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいなと思っていました。登場人物の心情を追い抜くことなく、追いかけることなく、並走しながら景色が広がるような。
そんなことをイメージして、スカート澤部さんの歌声やメロディに憧憬を描いて、お願いしました。
澤部さんは打ち合わせ時に、劇中でりのが歌う既成の楽曲があることを大事に思ってくださって、「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と言っていて。その言葉を受けて、変ですけど、そう考えていただける澤部さんにぜひ主題歌もやってもらいたいなと思いました。
作ってもらえないかな、どうかなとソワソワしてましたが、結果、映画音楽と主題歌の全てを澤部さんに手がけていただきました。そして、とってもいいんです!
何かをわかることではなく、わかったふりすることではなく、わかろうとすることに光が当たるような作品になった気がします。
■スカート・澤部渡
(松居監督のコメントにもありましたが)「不死身ラヴァーズ」のラッシュを観た時、りのが歌っている劇中曲こそこの世界の主題なのでは?と考えてしまい、実際にその曲の方が相応しいのではないか、と提案してしまったぐらいなのですが、監督から「その曲がエンディングだと、りのの物語になりすぎる」と言われた時に腑に落ちたのでした。りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でしたが結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップ・ソングを投げることができて今(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます。

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