「デューン 砂の惑星 PART2」大ヒット! 前作の約2倍となる興収でデビュー【全米映画ランキング】
2024年3月5日 08:00

3月第1週の北米映画市場の興行収入は、「デューン 砂の惑星 PART2」(ワーナー)公開により、2024年最高の数字を記録。週末3日間の興収ランキングで初登場首位となった同作は、製作費1億9500万ドルに対し、オープニング興収8100万ドルをあげました。これは、第94回アカデミー賞で6冠に輝いた前作「DUNE デューン 砂の惑星」(2021)のオープニング興収(4100万ドル)の2倍近くにあたります。
本シリーズは、ドゥニ・ビルヌーブ監督(「ブレードランナー 2049」)が、フランク・ハーバートによるSF小説を映画化したもの。物語の舞台は、砂漠に覆われ、巨大砂虫サンドワームが支配する惑星デューン。ハルコンネン家の陰謀で一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール(ティモシー・シャラメ)は、反撃の狼煙を上げます。砂漠の民フレメンのチャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせながら、救世主として民を率いるポールの前に、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)が、デューンの新たな支配者としてやってきます。
そのほか、皇帝役のクリストファー・ウォーケン、皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピュー、フレメンのリーダーであるスティルガー役のハビエル・バルデム、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンらが共演。イタリア、ハンガリー、アラブ首長国連邦、ナミビアなどで撮影が行われました。
2週連続で首位に君臨していた「ボブ・マーリー ONE LOVE」(パラマウント)は、3週目で2位にダウン。週末3日間で、興収740万ドルを記録しました。累計興収は8200万ドルを突破し、24年公開作品で1位となっていますが、その記録は間もなく「デューン 砂の惑星 PART2」に抜かれるとみられています。なお、バンド「ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ」は先日、アルバム「レジェンド」を全曲演奏するメモリアルツアーの開催を発表しました。
5位は、イエス・キリストの生涯を描く人気テレビ番組シリーズ「The Chosen」シーズン4を締めくくるエピソード7~8を上映した「The Chosen: Season 4 Episodes 7-8(原題)」(ファゾム・イベント)。週末3日間で、オープニング興収310万ドルを記録しました。過去1カ月にわたり公開された、シーズン4の全3作の累計興収は、約2500万ドルとなっています。
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