草笛光子が作家・佐藤愛子演じる「九十歳。何がめでたい」に唐沢寿明ら 特報、メインキャスト、ティザービジュアル発表
2024年2月26日 07:00
草笛光子主演で佐藤愛子氏の同名ベストセラーエッセイ集を前田哲監督が映画化する「九十歳。何がめでたい」の特報映像、メインキャスト、ティザービジュアルが披露された。
数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子が、作家生活を引退して来客もなくなり鬱々と過ごしていたところに、冴えない中年の編集者・吉川がエッセイの依頼を持ち込む。ヤケクソで始めた連載は「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイが意図せず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていく。
このほど公開された特報映像は、連載を依頼する編集者・吉川に対し「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者・吉川のお互い一歩も譲らない”頑固者”同士の攻防が繰り広げられるコミカルな場面を紹介する。
メインキャストには、愛子の連載を担当する編集者・吉川真也役に唐沢寿明、愛子の娘・杉山響子役に真矢ミキ、愛子の孫・杉山桃子役に藤間爽子、吉川の妻・麻里子役に木村多江、吉川の娘・美優役に中島瑠菜といった豪華俳優陣が集結し、特報映像の中でもその姿を確認できる。映画は6月21日全国公開。
草笛光子さんが主演を務められるということで、何か自分にできる事はないかと思い、出演を決めました。
この物語のモデルになった佐藤愛子先生は、はっきりものを言う方なのだろうと思います。
体裁を気にすることが多いこの世の中だからこそ、先生のような方が支持されるのではないでしょうか。
そして佐藤先生役を草笛さんが、非常にチャーミング且つエネルギッシュに演じられています。
その姿をぜひ劇場で、目に焼き付けてください。
映画『九十歳。何がめでたい』を皆さんに観て頂ける日が近づいてまいりました!
まだかまだかと、何よりもこの映画の公開を私自身が1番楽しみに待ちわびています。
私は佐藤愛子先生の孫、桃子として出演させて頂きました。
草笛さんの優しい眼差し、佇まい。そばに居るだけで、本当のおばあちゃんのそばにいるような温かい気持ちになり、カメラが回っているのに”演じる”ということを忘れる瞬間が何度もありました。
おばあちゃん、お母さん、そして孫。女3人の妙にリアルな距離感、関係性には、是非、笑って頂けたら嬉しいです。
暗いことが続くこのご時世…気持ちが沈むことも多いですが、この映画を観て、私のおばあちゃんから元気を貰ってください!
今回この作品に携わることができたこと、とても嬉しかったです。 初めは吉川美優をどう演じていくか不安でいっぱいでしたが、リハーサルの時、前田監督に「感じたことをそのまま出していけばいい」と言っていただけて、安心して撮影に挑むことができました。
美優を生きるために約2カ月間、モダンダンスを猛練習しました。
実はダンス経験はあまり無かったのですが、たくさんの方に支えていただき撮影を終えることができ、感謝でいっぱいです。
美優として、一歩前に進めて成長できたことが本当に幸せでした!
是非ダンスシーンも注目して観てもらえたら嬉しいです。
以前草笛さんとご一緒したのはずいぶん前ですが、打ち上げで草笛さんが踊っていらして、私もこんな風に歳を重ねたい、と憧れの眼差しで眺めていたのを思い出します。ですから、今回のオファーはとても嬉しくて。ご一緒した草笛さんは変わらずきらきらして、ユーモアがあって可愛らしくて、カッコいい。この映画にはそんな草笛光子さんの魅力がいっぱい詰まってるんじゃないでしょうか。そして前田哲監督の映画はいつも楽しく人を元気にしてくださるので、今からわくわくしています。この作品が、私を含め、みなさんの背中を押して明日への一歩となる日を楽しみに待っています。
歯に衣着せぬ物言いは今や、この令和の宝と思えてならない佐藤愛子さん。そのお嬢様、杉山響子さんの役が私に。
愛子さんを母にもつ響子さんは、そのDNAをしっかりと受け継がれた方なのか?
それともひっそりと控えながら長く支えられてきたのか? はたまた母娘の攻防が日々繰り広げられているのか?
兎に角美しき武士に(私のイメージでものを言わせて頂いております)育てられた響子さんに、そして佐藤家に想像が膨らんでは悩み、膨らんではしぼみの繰り返しでした。
そんな中、愛子さんの実のお孫さん、桃子さんが撮影現場にお顔を出してくださり、響子さんの著書とお手紙を私にプレゼントしてくださいました。内容は響子さんと私の秘密ですが、それはそれは温かくユーモアあふれ、お人柄が一瞬で見えるようでした。感謝。
こちらの草笛母も、それはそれは素敵です。そしてやはり美しき武士なのです。お楽しみください。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
時代は変わった。映画は“タテ”で観る時代。 NEW
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“縦”で映画を観てみた結果…【意外な傑作、続々】
提供:TikTok Japan
年末年始は“地球滅亡” NEW
【完全無料で大満足の映画体験】ここは、映画を愛する者たちの“安住の地”――
提供:BS12
【推しの子】 The Final Act NEW
【忖度なし本音レビュー】原作ガチファン&原作未見が観たら…想像以上の“観るべき良作”だった――!
提供:東映
物語が超・面白い!
大物マフィアが地方都市でやりたい放題…オススメ“大絶品&新傑作”【トラブルの解決策は、金と暴力】
提供:Paramount+
外道の歌
【地上波では絶対NGの“猛毒作”】強姦、児童虐待殺人、一家洗脳殺人…安心・安全に飽きたらここに来い
提供:DMM TV
全「ロード・オブ・ザ・リング」ファン必見の伝説的一作
【超重要作】あれもこれも出てくる! 大歓喜、大興奮、大満足、感動すら覚える極上体験!
提供:ワーナー・ブラザース映画
ライオン・キング ムファサ
【全世界史上最高ヒット“エンタメの王”】この“超実写”は何がすごい? 魂揺さぶる究極映画体験!
提供:ディズニー
映画を500円で観る“裏ワザ”
【知らないと損】「2000円は高い」というあなたに…“エグい安くなる神割り引き”、教えます
提供:KDDI
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。