アガサ・クリスティ「ゼロ時間へ」英BBCがリミテッドシリーズ化
2024年2月11日 10:00
ミステリーの女王アガサ・クリスティの「ゼロ時間へ」を、英BBCがリミテッドシリーズとして実写ドラマ化することがわかった。米Deadlineが報じた。
1944年に出版された原作小説は、平穏な海辺の館で起こった裕福な老婦人の殺人事件の裏に隠された、真の殺人が行われる“ゼロ時間”に向けた周到な計画と人間模様をつづった野心的な本格推理小説。クリスティ自身がセレクトした自作ベストテンにも含まれる名作だ。
2023年の「殺人は容易だ」のリミテッドシリーズ化に続き、BBCはマンモス・スクリーンとアガサ・クリスティ・リミテッドに発注を行った。「ベラミ 愛を弄ぶ男」「リッパー・ストリート」のレイチェル・ベネットが脚本を手掛ける。
制作総指揮には、ジェームズ・プリチャード(アガサ・クリスティ・リミテッド)、ダミアン・ティマーとシーナ・バックトゥオンシング(マンモス・スクリーンとアガサ・クリスティ・リミテッド)のほか、BBCのベネット、ダニエル・スコット=ホートン、共同制作のブリットボックス・インターナショナルのリーマ・サカーン、スティーブン・ナイ、ロバート・シルドハウスが名を連ねる。今夏、製作開始予定だ。