松居大悟監督新作は「不死身ラヴァーズ」実写映画化だった! 主演は見上愛、“運命の相手役”に佐藤寛太
2024年2月3日 17:00
「ちょっと思い出しただけ」の松居大悟監督の最新作が、高木ユーナ氏の漫画「不死身ラヴァーズ」の実写映画化であることがわかった。主演を務めるのは、Netflix「幽☆遊☆白書」、大河ドラマ「光る君へ」といった話題作へのオファーが続く見上愛。佐藤寛太が共演し、青木柚、前田敦子、神野三鈴らも出演。松居監督との共同脚本として、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」「約束のネバーランド」、映画「海月姫」「長いお別れ」などの大野敏哉が名を連ねている。
構想10年、長きに渡り「諦めることができなかった」と松居監督を魅了したのが、漫画「不死身ラヴァーズ」だ。連載時から「今までに読んだことがないジャンル」と漫画ファンの間でも話題になった原作を、松居監督ならではの“観客をあっと驚かせる映画の構成力”で、切ない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上がっている。
長谷部りのが“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしてしまう甲野じゅん。二人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが“消える”という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは――。
主人公・りのを演じるのは、本作が初の映画単独主演となる見上。松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」と惚れ込んだ逸材だ。本作では中学時代から大学時代までをはつらつと演じ、唯一無二の透明感とパワフルさを兼ね備えた存在感で観客を惹きつける。
りのの運命の相手・甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、「HiGH&LOW」シリーズをはじめ、数々の作品でキャリアを積んだ佐藤。そのほか、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダムが出演している。
また、大野の参加は、脚本を担当した映画「私の優しくない先輩」が“震えるぐらい好きだ”という松居監督たっての希望で実現。「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」と松居監督は語り、「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせた。
「不死身ラヴァーズ」は、5月10日からテアトル新宿ほか全国公開。コメントは以下の通り。
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